マドフねずみ講の陰にMIT悪徳教授-ファンド詐欺有罪答弁へ

米マサチューセッツ工科大学 (MIT)の元教授とその息子が、ヘッジファンドをかたり5億ドル (約510億円)余りの資金を集めた詐欺行為について有罪答弁すること に同意した。バーナード・マドフ受刑囚が主導した巨額ねずみ講事件の 捜査の過程で、元教授らの詐欺が発覚した。

ボストンの検察当局の訴追請求状によれば、MITスローン経営大 学院で学部次長を務めたガブリエル・ビトラン元教授と息子のマルコ は、自らの研究に基づく取引モデルを用いて家族や友人の口座を運用 し、成功していると偽り、「GMBキャピタル・マネジメント」に投資 家を勧誘。2005年から11年にかけて5億ドルを上回る資金を集めた。

検察当局によれば、このファンドは、実際には他のヘッジファンド に投資を委ねる「ファンド・オブ・ファンズ」とマドフ受刑囚の会社や ファンドに資金を投じ、1億4000万ドルを超える損失が発生した。元教 授らは運用期間を通じて最大1600万ドルの管理報酬を受け取り、運用成 績が悪化する中で自ら投資した1200万ドルを回収していた。

検察によると、ビトラン元教授は息子に宛てた09年7月の電子メー ルで、「金融セクターの知識と経験を持つ人間とMITのベテラン教授 がこの種の行為に関与すべきではなかった。彼らに事実ではない話をし たことが非常に心苦しい」と述べていたという。

元教授らは検察との司法取引に基づき、証券詐欺と電信詐欺、文書 偽造での共謀という1つの訴因について有罪答弁を行う。最高で禁錮5 年が言い渡される可能性がある。

原題:Ex-MIT Professor, Son to Admit to Madoff-Linked Fund Scheme (2)(抜粋)

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