テンセントがアリババに攻勢-10億人利用メッセージサービスで

中国のテンセント・ホールディング ス(騰訊)は今年、同国の電子商取引運営会社アリババ・グループ・ホ ールディングが上場した段階で、時価総額でアジア最大のインターネッ ト企業の座を失う可能性がある。ただ、テンセントは黙って首位の座を 譲るつもりはない。

テンセントは、ゲームからセキュリティや検索に至るまでほぼ全て のウェブ関連事業でアリババに攻勢をかけている。最近では競争がエス カレートする中で、テンセントはメッセージサービスを拡大すること で、電子商取引のパートナーに顧客を誘導しようとしており、これはア リババとの直接対決を意味する。

アリババが米市場で計画する新規株式公開(IPO)は過去最大規 模になる可能性があるが、テンセントとの競争を通じて、アリババの数 少ない弱点が明らかになった。テンセントのメッセージサービス 「QQ」と「微信(ウィーチャット)」の利用者が約10億人に上るのに 対し、アリババは1億人を目標としており、テンセントが著しく優位に 立つ。テンセントの4-6月(第2四半期)決算は、メッセージサービ スの好調に支えられて52%の増益になると予想されている。

メッセージサービスの成功が追い風となり、テンセントは時価総額 が1610億ドル(約16兆4700億円)に膨らみ、アジア最大のインターネッ ト企業となった。アナリスト11人を対象にブルームバーグが実施した調 査の最新予想によると、アリババのIPO後の時価総額は1870億ドルに 達する見込まれている。

原題:Tencent Aims to Undercut Alibaba With 1 Billion Messaging Users(抜粋)

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