世界の石油需要の伸び、4-6月は12年以来の低水準-IEA

国際エネルギー機関(IEA)によ ると、今年4-6月(第2四半期)の世界の石油需要は2012年以降で最 も低い伸びにとどまった。これにより、中東・北アフリカ情勢を背景に 強まった供給懸念が緩和された。

IEAによれば、4-6月の需要の伸びは日量70万バレルと、12年 初め以来の低水準となった。これを受け、IEAは今年と来年の石油需 要の伸びの見通しを引き下げた。IEAは月報で、需要の伸びが低下し た結果、供給は過剰となり、政情不安で減少していた輸出の回復を目指 すリビアは供給先を見つけるのが困難な状況になりつつあると指摘。イ ラクでは、北部での戦闘より南部での物流面の問題が大きな障害となる 可能性があるとの見方を示した。

IEAは「リビアやイラク、ウクライナでの内戦にもかかわらず、 今日の石油市場への供給は予想を上回っており、大西洋海盆では供給過 剰が報告されている」と説明。「7-12月(下期)に予想される需要拡 大については、石油輸出国機構(OPEC)による増産で対応可能と市 場は考えているようだ」と述べた。

IEAは今年の原油需要の伸びを日量100万バレルと予想、従来見 通しから18万バレル引き下げた。原油需要は平均9270万バレルとしてい る。15年の需要の伸びは従来見通しを9万バレル下回る130万バレル で、需要規模は9400万バレルと予想している。

原題:Weakest Oil Demand Growth Since ’12 Allays Supply Risk, IEA Says(抜粋)

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