エボラ熱、WHO専門委が未承認薬の使用を容認

エボラ出血熱の感染が過去最悪の規 模に広がる中、医療倫理の専門家らは未承認薬の使用を支持した。

世界保健機関(WHO)の外部専門家で構成する委員会は12日、 「委員会は今回の流行での特別な状況において、また一定の条件を満た す場合には、効果や副作用が確認されていない未承認の治療法の提供は 倫理的に妥当との意見で一致した」との声明を出した。

エボラ出血熱ではこれまでに4カ国で1848人が感染し、うち1013人 が死亡しているが、まだ治療薬やワクチンはまだ承認されていない。ナ イジェリアとリベリアは、米マップ・バイオファーマシューティカルの 治験薬「ジーマップ」の入手を要請した。この薬は米国人2人とスペイ ン人の神父に投与されており、米国の2人は症状が改善しつつあるが、 スペイン人神父は死亡した。マップは11日、ジーマップが現在在庫切れ の状態であることを明らかにしている。

米食品医薬品局(FDA)は先週、カナダのバイオ医薬品会社テク ミラ・ファーマシューティカルズが開発中のエボラ出血熱の治療薬 「TKMエボラ」について、臨床試験の実施保留命令(クリニカルホー ルド)を修正し、感染者への使用に道を開いた。

このほか、富士フイルムホールディングスや米バイオクリスト・フ ァーマシューティカルズ、米サレプタ・セラピューティックスなどが治 療薬もしくはワクチンを開発している。

原題:Unproven Ebola Drugs in Short Supply Get Ethicists’ Backing (1)(抜粋)

--取材協力:Makiko Kitamura.

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