きょうの国内市況(8月12日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続伸、海外市場と円相場安定-素材や商社、内需に広く買い

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東京株式相場は続伸。地政学リスクの後退から前日の海外金融市場 が落ち着いた動きを見せ、行き過ぎたリスク回避の修正が続いた。円相 場の安定も好感され、ガラス・土石製品や鉄鋼など素材関連株、商社や 精密機器株が上昇。電力や陸運、建設といった内需関連株も買われた。

TOPIXの終値は前日比5.18ポイント(0.4%)高の1257.69、日 経平均株価は30円79銭(0.2%)高の1万5161円31銭。

ドルトン・キャピタル・ジャパンの松本史雄ファンドマネージャー は、「日本株は海外ほど調整していなかったことで先週末は地政学リス クと円高の影響から下げが大きくなった」とする一方、「米景気に変調 が起きているわけではないため、上昇基調の見方は変えなくて良い」と も話した。

東証1部33業種はガラス・土石、精密、電気・ガス、卸売、医薬 品、陸運、鉄鋼、建設、海運など30業種が上昇。情報・通信、その他金 融、繊維の3業種は小安い。鉄鋼では、クレディ・スイス証券がファン ダメンタルズは想定通りの改善を示し、各社に業績上方修正余地が生じ ていると分析した。

売買代金上位ではコロプラ、KLab、三井物産、バンダイナムコ ホールディングス、大成建設、東洋ゴム工業、ディー・エヌ・エー、大 東建託、ミネベアが高い。ハピネット、アイフル、KDDI、SMC、 三井化学、戸田建設は下げた。東証1部の売買高は16億1823万株、売買 代金は1兆6181億円、代金は7月29日以来の低水準だった。値上がり銘 柄数は1017、値下がりは662。

●債券は反発、30年債入札順調で買い優勢に転じる-超長期ゾーン堅調

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債券相場は反発。きょう実施の30年国債入札結果が順調となったこ とを受けて買いが優勢に転じた。新発30年債利回りが約1週間ぶり低水 準となるなど超長期債が堅調となった。

長期国債先物市場で中心限月の9月物は前日比2銭高の146円10銭 で開始。その後は売りが優勢になり、一時は2銭安の146円06銭まで下 落。しばらく前日終値を挟んでもみ合いとなっていたが、午後の入札結 果発表後に146円15銭まで上昇。結局は4銭高の146円12銭で引けた。

大和住銀投信投資顧問の奥原健夫シニアファンドマネジャーは、30 年債入札について「そこそこ良い結果だった」と分析。「朝方に出たヘ ッジ売りの買い戻しも早々に入っている。ただ、ポジションを膨らます 感じではない」と話した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の334回債利回 りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高い0.515%で始まった後、午前は 同水準で推移した。午後は横ばいの0.51%で推移した。

財務省が実施した表面利率1.7%の30年利付国債(43回債)の入札 結果によると、最低落札価格は100円40銭と市場予想を5銭回った。小 さければ好調とされるテール(最低と平均落札価格の差)は7銭とな り、前回の14銭から縮小。投資家需要の強弱を示す応札倍率は4.06倍と 前回の3.12倍から上昇した。

●ドル・円は102円台前半、地政学リスク緩和で円買い圧力後退

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東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=102円台前半で推 移。ウクライナやイラク情勢をめぐる地政学的リスクの緩和を背景に、 円買い圧力が後退している。

午後3時7分現在のドル・円相場は102円28銭付近で推移。朝方に 付けた102円18銭から一時は102円36銭と、3営業日ぶりの水準までドル 高・円安に振れた。

みずほ証の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、「中長期的には まだ油断はできないものの、目先は地政学的リスクで経済に急激な影響 はなさそうだという見方に落ち着いている」と指摘。その上で、日本株 の上昇を背景に「若干円売り・ドル買いが優勢」になっていると言う。

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