エボラ熱めぐる「邪悪なうそ」排除へ-アフリカの都市ラゴス

カレブ・アカノさんはコーラの木の 実を数年ぶりに買った。カフェインを多く含みナイジェリアの儀式で使 用されるコーラの実が、エボラ出血熱から身を守ってくれるという通説 を信じたからだ。

「かかったら生き延びる可能性のない病気とわれわれは戦ってい る。パニックに陥る時間さえもない。だから、何でも味方に付けなけれ ばならない」。ラゴス在住で政治学を専攻する大学院生のアカノさん (28)は7日のインタビューでそう語った。

人口約2000万人を擁するアフリカ最大の都市であるラゴスの保健当 局によると、市当局は「風評対策マネジャー」を指名。奇跡を起こすと 主張する牧師たちに対し、同市で広がっているエボラ出血熱の偽の治療 法など「邪悪なうそ」を排除するよう要請した。当局者らは、間違った 情報によってエボラウイルス感染拡大抑制への取り組みが複雑化したギ ニアやシエラレオネ、リベリアのてつを踏みたくないと考えている。昨 年12月以降のエボラ出血熱による死者は1000人を超えた。この病気には 効果的な治療法やワクチンがない。

ジョナサン大統領が先週、非常事態を宣言したナイジェリアでは、 エボラ出血熱による2人目の死者が出た。世界保健機関(WHO)によ ると、ウイルス感染を防ぐには患者の体への接触を避け、頻繁に手を洗 うのが最も効果的とされている。

ラゴス州のジャイデ・イドリス保険長官は先週、記者団に対し「風 評自体が実際に多くの被害をもたらす可能性がある。人々は誤った情報 を伝達することによって風評に反応する」と指摘した。

原題:Africa’s Biggest City Fights ‘Wicked Lies’ to Debunk Ebola Myths(抜粋)

--取材協力:Caroline Chen.

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