株価の弱気派にようやく明かり、5年の苦節経て利益

5年にわたる強気相場の結果、株価 下落で利益を得ようとした投資家はほぼ皆、損失を被ってきた。しか し、ここにきてようやく弱気派が利益を上げつつある。

ゲーム専門小売り米最大手のゲームストップと3Dプリンターなど を手掛けるスリーディー・システムズは先月、空売りポジションで上 位50の米企業の指数の下落を主導した。ゴールドマン・サックス・グル ープとブルームバーグがまとめたデータによると、同指数の7月の下げ は7.6%と、2012年以来最大。年初からは1.7%下げており、S&P500 種株価指数が4.8%高となる中で、下落を見込んで資金を投じた投資家 に利益をもたらしている。

市場が2年間、ほぼ一体となって上昇してきた中で、弱気派は利益 が期待できる標的を見つけつつある。それを支援しているのは金利上昇 見通しのほか、ウクライナからイラクに至る軍事紛争だ。

株安に資金を投じてきたヘッジファンドは09年以降、ほぼ毎年損失 を計上してきたが、ヘッジファンド運用会社グリーンライト・キャピタ ルのデービッド・アインホーン社長やホワイトボックス・アドバイザー ズのアンドルー・レッドリーフ最高経営責任者(CEO)らは医療分野 のハイテク企業、アテナヘルスやインターネットベースの顧客管理ソフ ト販売最大手、セールスフォース・ドット・コムの空売りポジションを 積み上げている。

ジェームズ・インベストメント・リサーチの創業者として53億ドル (約5400億円)の運用に当たるフランク・ジェームズ氏は6日、電話取 材に対し、「株価は弱気傾向に入り始め、まだ底値の兆しはない」と指 摘。その上で、「弱気傾向が続く限り、空売りは極めて良い策となるだ ろう。慎重であるべき時だ」と語った。

原題:Five Years of Futility Breaking for Bears as Shorts Fall 8% (2)(抜粋)

--取材協力:Oliver Renick、Jacob Barach.

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