ミネベア:再来期までにROEを20%超に-中計営業益目標1年前倒し

JPX日経インデックス400の銘柄 入れ替えで新規採用が決まったミネベアは2017年3月期までに株主資本 利益率(ROE)の20%超への引き上げを目指す。同期に営業利益500 億円との中期経営計画の目標も1年前倒しで来期には達成する見通し だ。

同社の加藤木洋治取締役専務執行役員が11日にブルームバーグ・ニ ュースとのインタビューで「再来年までにROE20%が社内のターゲッ ト」と述べた。20%を超えれば14年3月期実績の14.4%を超えて過去最 高になる。

足元の業績は、主力のボールベアリングとLEDバックライトの需 要増加で急拡大、7月31日には15年3月期の営業利益見通しを365億円 から400億円に上方修正した。ブルームバーグ・データによると、証券 アナリスト13人による予想平均値は429億円で、市場はさらに上振れを 見込んでいることになる。

加藤木氏によると、収益性の向上に伴い、最終年度の17年3月期に 売上高営業利益率10%という中計の経営目標値は「今期中にも達成でき る」状況。同期に営業益500億円との目標も「1年前倒しが可能」と言 う。

営業最高益は1998年3月期の588億円。加藤木氏によると、97年後 半のアジア通貨危機でタイバーツが急落し原価が低減するという特殊要 因があった。今後600億円台に乗せるには企業の合併・買収(M&A) が必要で、17年3月期までに機械加工品分野でのM&Aを実現し、次の 3カ年計画(18年3月期-20年3月期)期間に最高益を更新したいとし ている。M&Aの規模は500億円から600億円程度を想定、「現状の年 間300億円のフリーキャッシュフローなら負担感なく実行できる」とい う。

JPX日経インデックス400

一方、自社株買いや自社株消却には消極的で、今後3年間は借入金 の返済により財務体質を改善することに集中する方針。また、7月31日 の第1四半期決算時に年間配当を8円から10円に引き上げたことについ て加藤木氏は「業績連動」と説明、今後も利益が計画を上振れた場合は 増配を行う意向だ。

ミネベアは7日に公表されたJPX日経インデックス400の銘柄入 れ替えで新規採用となった31銘柄の中のひとつ。加藤木氏は「当落線上 だと思っていたので、正式に採用されて良かった」と言う。海外のグル ープ企業から女性幹部を執行役員に登用することも検討する。

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