欧州債:ドイツ10年債m4営業日ぶり下落-安全資産需要が減退

11日の欧州債市場では、ドイツ10年 債が4営業日ぶりに値下がり。ウクライナやパレスチナ自治区ガザをめ ぐる地政学的緊張が緩み、ユーロ圏で最も安全とされるドイツ債の需要 が減退した。

ドイツ10年債利回りは過去最低まで約4ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)。同国は週内に40億ユーロの10年債入札を実施する。 ロシアはウクライナ国境近くでの戦闘機演習を8日に終了。イスラエル はガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスと10日、エジプトが 提案した新たな72時間の停戦に同意した。これで、米国のイラク空爆に よっても高まっていた安全資産需要は後退し、高利回り資産を求める動 きからイタリアとスペインの国債は続伸した。

BNPパリバ(パリ)の債券ストラテジスト、パトリック・ジャッ ク氏は「地政学上の状況が多少なりとも改善し、それで質への逃避が抑 えられた」とし、「それでもウクライナなどの状況がまだ落ち着いてい ないことには引き続き留意する必要がある。中核国の国債利回りが上昇 するリスクは限られている」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時31分現在、ドイツ10年債利回りは前週末比1 bp上昇の1.06%。8日には過去最低の1.023%を付けた。同国債(表 面利率1.5%、2024年5月償還)価格はこの日0.095下げ104.025。2年 債利回りは1bp低下の0%。一時はマイナス0.005%と、8日同様 に2013年5月23日以来の低水準となった。

イタリア10年債利回りは3bp低下の2.78%。スペイン10年債利回 りは2bp低下の2.54%。

原題:German Bonds Fall First Time in Four Days as Haven Demand Abates(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE