ドイツ銀行、中国部門の元責任者を提訴-信任義務違反と主張

ドイツ銀行は8日、同行の中国部門 責任者を務めた張紅力(リー・チャン)氏を香港の第一審裁判所に提訴 した。張氏が2001年に399万ドル(現在の為替レートで約4億700万円) の資金をある企業の口座に移した行為が信任義務違反に当たると主張し ている。

ドイツ銀は、ハーパースキルという企業が招商銀行に持つ口座に張 氏が資金を移した行為が信任義務に違反すると主張し、元本と利息230 万ドルを含む損害を認定するよう求めた。

張氏は10年にドイツ銀を退職し、中国工商銀行(ICBC)に移籍 した。同氏にコメントを求めて連絡を取ったが、現時点で返答はない。 ドイツ銀の香港在勤広報担当マイケル・ウェスト氏と工商銀の北京在勤 広報担当者は、いずれもコメントを控えている。

張氏はゴールドマン・サックス・グループを経て01年2月に中国の コーポレートファイナンス責任者としてドイツ銀に入行。03年9月に中 国部門の会長、翌年にアジア・グローバルバンキング共同責任者に就任 した。

原題:Deutsche Bank Sues Former China Head Lee Zhang for $6.3 Million(抜粋)

--取材協力:Jun Luo.

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