米雇用、売り手市場の傾向に-景気が好循環に入ったとの見方

米労働市場は、企業が有利な買い手 市場から労働者が有利な売り手市場へとゆっくり変化している。

人材紹介会社エクスプレス・エンプロイメント・プロフェショナル ズのボブ・ファンク最高経営責任者(CEO)は立場上、この状況を直 接目の当りにしている。同氏は「複数の都市で人手不足だ」と話す。

そのためファンクCEOは、事業の重点を変えている。求職者の就 職支援に集中するのではなく、企業が必要とする人材を見つけることに より力を入れている。

雇用情勢の変化に気づいているのは、業界のベテランであるファン ク氏(74)だけではない。米国で職探しの期間が6カ月を上回る人の就 職のチャンスが増えているほか、就職活動をやめていた人も職探しを再 開し、労働力人口に復帰している。

一方、企業は社内の採用チームを強化しているほか、複雑なコンピ ューターのアルゴリズムを使ってインターネットで有望な採用候補者を 探す会社も増えている。

IHSのチーフエコノミスト、ナリマン・ベラベシュ氏は「こうい ったことはすべて米経済にとって朗報だ」と指摘。雇用の改善が家計消 費の増加につながり、雇用主にさらなる採用の拡大を促す「好循環」に 米国が入ったと述べた。米商務省が今月1日に発表した6月の米個人消 費支出(PCE)は、前月比で3カ月ぶりの大幅増加となった。

原題:Job Market Tilts Toward Workers as U.S. Enters Virtuous Cycle(抜粋)

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