米国、イラク過激派を再度空爆-共和党が大統領を弱腰と批判

米国は10日、イラクの過激派武装 組織「イスラム国」に対し、再度空爆を行った。イラク連邦議会はこの 日、政治的行き詰りを打開できないまま休会となった。

米中央軍の声明によると、米軍はイラクのクルド人自治区の主要都 市アルビル近くのクルド人勢力支援で武装トラック数台と砲撃拠点1カ 所を破壊するため、戦闘機と無人機で空爆した。

オバマ大統領は9日、イラク過激派との戦闘は「長期のプロジェク ト」になるだろうと言明。同武装組織がイラク北部の町シンジャル近郊 でクルド人少数派ヤジディ教徒を攻撃しているとして、同日中に4度の 空爆を実施した。

ただ米共和党はオバマ大統領がテロの脅威拡大に対して弱腰だと批 判。上院軍事委員会のメンバー、リンジー・グラム議員(サウスカロラ イナ州)はテレビ番組「フォックス・ニュース・サンデー」で、「大統 領が戦略を見直さなければ、米国本土にも脅威が及ぶ」と発言。米軍保 護と人道的危機への対応を目的とする限定的空爆は「実在する本土への 脅威に対処する戦略の代わりにはならない」と述べ、シリア国内の「イ スラム国」を攻撃しない限りイラクの問題は決して解決できないだろう と指摘した。

ジョン・マケイン上院議員(共和、アリゾナ州)は「イスラム国が 至るところで勢力を拡大しているのに」、この程度の空爆では「控え目 に言っても極めて効果が薄いことは明らかだ」と批判した。

原題:U.S. Attacks Iraq Militants as Republicans Urge Expanded Action(抜粋)

--取材協力:Mariam Fam、Fergal O’Brien、Lisa Lerer.

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