エスピリト・サント銀の継承イベント発生-ISDA判定委判断

国際スワップデリバティブ協会 (ISDA)の判定委員会は、エスピリト・サント銀行(BES)の救 済によって同行社債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)に 関するサクセション(継承)イベントが発生したと判断した。ISDA が8日、明らかにした。

この判定はBES債を保証するCDSが全て、救済後の新銀行、ノ ボ・バンコにリンクされることを意味する。新銀行に移管されずBES にとどまる劣後債は保証対象ではなくなる。劣後債を保証していた CDSは、保証対象と分離され価値を失う見込み。

ポルトガル銀行(中央銀行)は49億ユーロ(約6680億円)規模の BES救済で、優良な資産を新銀行に移し問題資産をBESに残す。 ISDAは今週、BESの救済はCDSの決済を引き起こす破産・信用 事由には当たらないと判定した。

デポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング(DTCC)によ れば、8月1日時点ではBES債券9億5200万ドル(純額ベース)相当 を保証するCDS3938件が存在した。

ISDAの定義によると、企業分割のようなサクセションイベント では、CDSで保証可能な債務の75%以上を分割後の1社が継承する場 合、全てのCDSはこの1社の債務にのみリンクされる。それ以外の場 合はCDSも両社に分割される。

原題:ISDA Rules Banco Espirito Santo Debt Swaps in Succession Event(抜粋)

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