WHOが緊急事態宣言、エボラ出血熱の感染拡大で-死者961人

世界保健機関(WHO)は8日、過 去最悪の感染となったエボラ出血熱が西アフリカの4カ国から拡大する 恐れがあるとして、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣 言した。

渡航と貿易の全面禁止を勧告するまでに至らなかったが、WHOは 感染者については公式な医療救助の対象とならない限り国境を越えるべ きではないと指摘。当該国は航空各社と乗員への適切なケアを確実にす るよう取り組むべきだとし、感染者と接した可能性のある乗客の確認を 迅速にできるようにする必要があるとの見解を示した。

「ウイルスの毒性を考えれば、国際社会で感染がさらに広がった場 合の結果はとりわけ深刻だ」と発表資料で説明し、「エボラ出血熱の世 界的な感染拡大を食い止め防止するためには、国際的な協調対応が不可 欠だ」と指摘した。

この日のWHO発表によると、西アフリカのギニアとリベリア、ナ イジェリア、シエラレオネで3月以降に確認されたエボラ出血熱による 死者は961人に上り、2日間で新たに68人の感染が確認された。西アフ リカでの流行は今回が初めてで、それまではコンゴ民主共和国やウガン ダでの比較的孤立した地域に限られていた。

WHOのマーガレット・チャン事務局長は、エボラ出血熱に関する 認識が広がることで治療を受けようとする人々が増え、確認される感染 者数が増加する公算を指摘した。

原題:Ebola Declared International Public Health Emergency by WHO (3)(抜粋) Ebola Declared International Public Health Emergency by WHO (1) (抜粋)

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