個別銘柄:ニコンや住友鉱、千代建が急落、ケーズHD高い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

ニコン(7731):前日比9.4%安の1435.5円。2015年3月期営業利 益予想を630億円から前期比16%減の530億円に減額修正。ブルームバー グ・データによる市場予想614億円を下回った。欧州での市況悪化でデ ジタルカメラ販売が下振れ、映像事業でも欧州市場の回復の遅れを想 定。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では精機事業の計画は変更し ておらず、通期業績の下振れリスクが残ると指摘した。

住友金属鉱山(5713):7%安の1573円。4-6月経常利益は前年 同期比15%減の269億円と、市場予想333億円を下回った。会社側では上 半期経常利益予想を550億円から570億円へ増額した。野村証券では、ニ ッケルなどの金属市況の上昇に対し、物足りない会社側の上方修正だっ たと指摘した。

日本電気硝子(5214):8.8%安の518円。4-6月営業利益は12 億3400万円と、市場予想25億円を下回った。会社側では通期営業利益計 画を110億-170億円から70億-130億円に下方修正した。クレディ・ス イス証券では、第1四半期決算の印象はネガティブとし、液晶ガラス基 板は需要に対応するため生産効率が悪い設備を稼働させたためコストが かさんだもよう、などと分析した。

千代田化工建設(6366):6.1%安の1118円。8日発表の4-6月 営業利益は前年同期比76%減の11億3500万円と、市場予想45億2000万円 を下回った。受注残高は積み上がっているものの、4-6月は売り上げ や利益貢献の端境期にあたるほか、海外グループ会社の低迷も響いた。

ケーズホールディングス(8282):4.7%高の3125円。4-6月営 業利益は前年同期比73%増の21億9100万円だった。大画面・高画質テレ ビの買い替えが進んだことや、節電・省エネなどで高付加価値商品の販 売が貢献した。

エイチ・アイ・エス(9603):5.7%安の3050円。ゴールドマン・ サックス証券では投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。上値 余地が限定的なことを勘案したとしている。転換社債発行による潜在希 薄化の影響や、先行投資拡大による来期からの減価償却費増などを踏ま え、1株利益予想を減額した。

ジャパンディスプレイ(6740):7.1%安の527円。4-6月営業損 益は127億円の赤字(前年同期は63億円の黒字)に転落した。市場予想 は49億円の赤字だった。欧米向けモバイル製品向け販売不振や在庫の標 準原価洗替えなどの一時的損失計上も響いた。三菱UFJモルガン・ス タンレー証券では、主要ユーザーの新製品寄与が下期に期ずれする可能 性を背景に、保守的な上期計画達成リスクが説明会で示唆された点はネ ガティブとした。

横浜ゴム(5101):1.3%高の894円。8日に14年12月期純利益計画 を420億円に12%増額した。固定資産と投資有価証券の売却益など特別 利益を計上したことが要因。同時に発表した1-6月純利益は前年同期 比38%増の180億円。年間配当計画を26円に増額(従来22円)した。

三菱マテリアル(5711):6.8%安の342円。4-6月営業利益は前 年同期比18%減の140億円と、市場予想174億円に届かなかった。野村証 券では、超硬工具などの加工は好調だったが、セメントや金属が会社計 画に対して未達に推移したもようだと指摘。セメントは今後米国で回復 が予想されるが、通期全体業績が会社計画を大きく上振れる可能性は低 いと予想した。

太陽誘電(6976):8.9%安の981円。4-9月営業利益予想を従来 の65億円から25億円に減額修正した。スマートフォン向け部品需要の立 ち上がり鈍いと想定。クレディ・スイス証券では、第1四半期決算は非 常にネガティブな印象と指摘。前期と4-6月を見る限りスーパーハイ エンド商品拡大が収益性改善につながっておらず、通期営業利益100億 円割れのリスクが高くなった印象とも分析した。

ロート製薬(4527):12%安の1446円。4-6月営業利益は前年同 期比76%減の6億9700万円だった。消費増税後の対応で販促費・広告費 を積極投入したほか、新規分野への研究開発費増加も響いた。15年3月 期営業利益予想を170億円から前期比4.9%減の160億円に減額修正し、 市場予想174億円を下回った。

タカタ(7312):3.7%高の2113円。4-6月営業利益は前年同期 比14%増の77億円となり、今期営業利益見通しを270億円に8%増額し た。クレディ・スイス証券では、決算は本業が想定通り上振れ、北米な どの収益回復基調が続けば通期業績のさらなる上振れも期待できると予 想した。

日新製鋼(5413):9.8%安の1137円。15年3月期経常利益計画を 前期比21%減の155億円に設定した。原料価格など不透明要因が多いと して従来は未定としていた。市場予想は219億円と、前期実績197億円を 上回る増益を想定していた。

ヤマダ電機(9831):6.8%安の358円。4-6月営業損益は3400万 円の黒字(前年同期は38億8800万円の赤字)となり、市場予想だった28 億円の黒字を下回った。

ケーヒン(7251):1%高の1582円。8日に発表した4-6月営業 利益は前年同期比69%増の61億5500万円だった。増収効果や合理化効果 が押し上げた。同時に4-9月営業利益予想を90億円から100億円に増 額修正した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE