ロシアの農産物禁輸、最も打撃受けるのは自国の消費者か

ロシアが欧州連合(EU)と米国か らの農産物禁輸を決めたことで、最も打撃を受けるのはロシアの消費者 であるとの見方が出ている。ロシア国内の食品価格は上昇基調にある。

国連食糧農業機関(FAO)のシニアエコノミスト、コンセプシオ ン・カルペ氏は7日の電話インタビューで、ロシアの禁輸措置により全 世界的には畜産物や果物価格の下落が予想されるが、ロシア国内の食品 価格は上昇するとの見通しを示した。EUのデータによれば、ロシア向 けは昨年、EUの農産物輸出の約10%を占めた。米農務省のデータによ ると、オランダやドイツ、ポーランド、米国はロシアにとって主要な食 品供給国に含まれる。

カルペ氏は「今回の禁輸措置はロシアの消費者が支払う額が増える ことを意味するため、最も大きく打撃を受けるの同国消費者だろう。禁 輸によってロシア国内で農産物価格が上昇する一方、世界の他地域では 下落する傾向が予想される」と指摘した。

ロシア国家統計局の4日の発表によると、同国の酒類を除く食品価 格は7月に前年同月比で9.2%上昇した。

原題:Russia Seen as Biggest Loser as Food Costs Rise on Trade Ban (1)(抜粋)

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