欧州株:3カ月半ぶり安値-ECBがウクライナ危機の影響警戒

7日の欧州株式市場では指標のスト ックス欧州600指数が続落し、約3カ月半ぶりの安値を付けた。欧州中 央銀行(ECB)のドラギ総裁がウクライナなどの地政学的リスクが景 気回復を損ねる可能性があると指摘。ドイツのミュンヘン再保険の利益 が予想を下回ったことも嫌気された。

ミュンヘン再保険は2.3%下落。スポーツ用品メーカーの独アディ ダスは4.5%安。2014年通期の利益見通しを引き下げたことが売り材 料。一方、独コメルツ銀行は値上がり。第2四半期の利益が2倍余りに 増えた。スイスの食品メーカー、ネスレは3.4%上昇。上期売上高がア ナリスト予想を上回った同社は、自社株購入計画を明らかにした。

ストックス欧州600指数は前日比0.7%下げて326.96で終了。ウクラ イナ危機の高まりを背景に、同指数は6-7月に2年ぶりとなる2カ月 連続安となった。6月10日に付けた6年ぶり高値からは6.5%下げてい る。

クオニアム・アセット・マネジメント(フランクフルト)で株式取 引に携わるソーレン・シュタイネルト氏は電子メールで、「まだ不透明 感がある」とし、「ミュンヘン再保険など、決算に失望させられた。今 朝のドイツのマクロ経済データも予想を下回った。新しいポジションを 取るのに慎重になっている」と語った。

ドイツ経済技術省の発表によれば、6月の鉱工業生産指数は前月 比0.3%上昇と、ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想平均 (1.2%上昇)を下回った。前月は1.7%低下に改定された。

ECBはこの日、主要政策金利を0.15%に据え置いた。ドラギ総裁 は政策発表後の記者会見で、ウクライナなどでの紛争が景気回復を損ね るリスクは増しているとの認識を示した。

7日の西欧市場では18カ国中16カ国で主要株価指数が下落。英 FTSE100指数は0.6%、仏CAC40指数は1.4%それぞれ下げ、独 DAX指数は1%下落した。

原題:Europe Stocks Fall as Munich Re Misses, Draghi Warns on Ukraine(抜粋)

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