ECB:金利据え置き-ウクライナ危機で景気見通しに不透明感

欧州中央銀行(ECB)は7日、政 策金利を据え置いた。ウクライナ危機がユーロ圏経済への逆風を強める 中で過去最低に維持した。

ECBはフランクフルトで定例政策委員会を開き、短期金利の調節 手段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の最 低応札金利を0.15%で据え置くことを決めた。ブルームバーグ・ニュー スがまとめたエコノミスト調査で57人全員が予想していた通りだった。

ECBは中銀預金金利もマイナス0.1%で維持、限界貸出金利 も0.4%に据え置いた。

イタリアのリセッション(景気後退)への逆戻りやその他の国での 景気減速の兆候を受け、ウクライナ紛争および対ロシア制裁の影響をド ラギ総裁がどう乗り切るつもりかを市場は知りたがっている。総裁は大 規模な資産購入は選択肢だとしているが、それを実施させる引き金が何 になるのかは不透明だ。

バークレイズの欧州担当チーフエコノミスト、フィリップ・グダン 氏は「全面的な量的緩和へのハードルは極めて高いと思う。ユーロ参加 国の国債をECBが購入する決定には新たなリセッションか明白なデフ レが必要だろう」と話している。

原題:ECB Keeps Rates Steady as Ukraine Turmoil Menaces Europe Outlook(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Stefan Riecher、Catherine Bosley、Stuart Metzler、Angela Cullen、Alexander Kell、Nicholas Comfort.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE