ドイツ2年債利回りがマイナス圏に-ECBは金利据え置き

7日の欧州債市場でドイツ国債が上 昇、2年債利回りは一時、2013年5月以来のマイナスとなった。10年債 利回りも過去最低を更新。欧州中央銀行(ECB)はこの日、政策金利 を過去最低に据え置いた。

今年のドイツ国債は値上がり基調にあり、リターンは株式を上回っ ている。ECBのこれまでの利下げや、デフレ回避のため目的を絞った 長期資金供給を含む刺激策の追加が背景にある。ロシアがウクライナと の国境付近で兵力を増強し、経済データがユーロ圏の景気減速を示した ことから、オーストリアやフィンランドの国債も買われている。

ダンスケ銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、アラン・フ ォンメイレン氏は「ECBが政策金利を引き上げるまでには、かなり長 い時間がかかるだろう。しかも利上げシナリオは、低インフレや経済デ ータの弱さ、ウクライナ情勢でさらに先送りされつつある」と指摘。 「投資家はより安全な資産に資金を移しつつある。ウクライナ情勢が悪 化し続ければ、利回りはマイナス圏にとどまる可能性がある」と語っ た。

ロンドン時間午後4時21分現在、ドイツ10年債利回りは前日比3ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.07%。一時はブルー ムバーグがデータを取り始めた1989年以来で最低の1.069%となった。 同国債(表面利率1.5%、2024年5月償還)価格は0.285上げ103.955。

2年債利回りは0.006%でほぼ変わらず。一時はマイナス0.004% と、2013年5月24日以降の最低を付けた。

ECBは主要政策金利を0.15%、下限金利である中銀預金金利はマ イナス0.1%にそれぞれ据え置いた。ドラギ総裁は政策発表後の記者会 見で、ウクライナなどでの紛争が景気回復を損ねるリスクが増している との認識を示した。

原題:German Bond Gain Sends Note Yield Below Zero as ECB Holds Rates(抜粋)

--取材協力:Lucy Meakin.

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