きょうの国内市況(8月7日):株式、債券、為替市場

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●日本株6日ぶり反発、先物連れ終盤急伸-円高一服、年金めぐる報道

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東京株式相場は6営業日ぶりに反発した。公的年金のポートフォリ オをめぐる一部報道があり、午後の取引後半に先物主導で上昇転換。為 替が円安方向に振れたことも、投資家心理を好転させた。業種別では非 鉄金属や鉱業、情報・通信株中心に上げ、スクウェア・エニックス・ホ ールディングスなど好業績株も高い。

TOPIXの終値は前日比6.83ポイント(0.6%)高の1258.12、日 経平均株価は72円58銭(0.5%)高の1万5232円37銭。

ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長は、年金積立金 管理運用独立行政法人(GPIF)に関する報道はポジティブとし、 「配分が増えれば、株式の買い期待が膨らむ」と指摘した。足元で株価 の押し上げ材料が不足していただけに、「今の時期にそういった情報が 出るのは、サプライズの要素もある」と言う。

ロイター通信はきょう午後2時すぎ、政府・与党筋の情報として、 GPIFの運用改革で日本株への配分を20%超に増やすことを想定し、 9月末にかけ調整を本格化させる見通しと伝えた。国内債券は60%か ら40%程度にする、としている。

東証1部33業種は非鉄、鉱業、通信、水産・農林、その他金融、サ ービス、陸運、証券・商品先物取引、建設、銀行など29業種が上昇。相 対的に内需関連が堅調だった。一方、ゴム製品、海運、空運、不動産の 4業種は安い。

売買代金上位では、上期営業損益計画を上方修正したスクエニH、 四半期営業増益の明治ホールディングスが大幅高。インフルエンザ治療 薬のエボラ出血熱治療への有効期待で、富士フイルムホールディングス は午後に急伸した。コロプラやNTT、三井物産、大成建設、カルビ ー、村田製作所も高い。マーベラスやNEC、キリンホールディング ス、日本触媒は安く、業績低調のディー・エヌ・エーは急落した。

東証1部の売買高は22億1085万株、売買代金は2兆509億円。値上 がり銘柄数は1213、値下がりは488。

●債券は続落、GPIF関連報道受けた株上昇で-流動性供給入札強め

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債券相場は続落。株式相場が年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF)関連の報道を受けて上昇すると売りが優勢になり、下げに 転じた。

長期国債先物市場で中心限月の9月物は前日比4銭高の146円07銭 で開始し、146円10銭まで上昇した。しかし、午後に入ると水準を切り 下げ、12銭安まで下落。結局は8銭安の145円95銭で引けた。前日には 一時146円11銭と、中心限月で昨年4月5日以来の高値を付けた。

日本相互証券によると、現物債市場で長期金利の指標となる新発10 年物国債の334回債利回りは同0.5ベーシスポイント(bp)低い0.515%で 開始。午後2時すぎから水準を切り上げ、0.525%に上昇。20年物の149 回債利回りは1bp高い1.39%まで上昇した。30年物の43回債利回りは 2bp高い1.695%と7月16日以来の高水準となった。

財務省がきょう実施した流動性供給入札(発行額3000億円)の結果 によると、募入最大利回り較差がマイナス0.003%、募入平均利回り較 差はマイナス0.006%となった。投資家需要の強弱を示す応札倍率 は3.11倍と前回の3.79倍から低下した。今回の対象銘柄は残存期間15.5 年超から39年未満の既発国債だった。

ドイツ証券の山下周チーフ金利ストラテジストは、流動性供給入札 について「比較的強めの結果だった」と分析。「日銀の国債買いオペで 吸収されて不足している銘柄は強めで落札されたものの、金利水準が低 く、ここから上値を買うには材料が必要」とも話した。

●円が下落、年金運用改革期待の株高で売り-対ドルは102円台前半

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東京外国為替市場では、午後の取引で円が下落。国内年金運用機関 の資産構成改革をめぐる期待感から日本株がプラスに転換したことを背 景に、円に売り圧力がかかった。

午後3時35分現在のドル・円相場は1ドル=102円27銭付近。円は 朝方に付けた102円04銭から、午後には一時102円46銭まで水準を切り下 げた。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラ テジストは、このところは欧米とロシアの「経済制裁合戦」のような状 況が株価の「心理的な重し」になっており、ドル・円相場が水準を切り 下げる背景になっていたと指摘。こうした中、「日本の年金改革が進み そうだ」ということで、株価の上昇につながり、前日の海外市場で進ん だ円高を調整する動きが後押しされる格好になったと説明する。

オーストラリア・ドルは主要16通貨に対して全面安。対円で一時1 豪ドル=94円74銭と、7月18日以来の安値を付けた。対米ドルでは一時 1豪ドル=0.9263ドルと、6月5日以来の水準に下落した。

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