三菱自社長:電動車両を中核に、PHEVで「第2、第3の矢」

環境対応車が燃料電池車など多様化 する中、三菱自動車の相川哲郎社長は、今後も電気自動車(EV)など の電動車両を中核事業に据える方針だ。電動車両の発電・蓄電機能を防 災や、IT(情報技術)を使ってエネルギー消費を最適に制御したスマ ートハウスなどにも生かしていく。

相川社長は6日、都内で記者団に対し、「電動車両は走行時の価値 だけでなく、停止時の価値も生む商品」と述べ、「ビジネスに広がりが ある」と捉えていると語った。三菱自は2009年に世界に先駆けてEVの 量産を開始をしており、相川社長は中国市場にも20年までには投入する 方向で具体策を検討していると述べた。中国でのEV販売は現地資本か らの電池調達を条件にしている。

三菱自の電動車両では、プラグインハイブリッド車「アウトランダ ーPHEV」が13年の発売以来3万3000台を販売し、欧州で独メーカー が追従する動きがある。相川社長は「PHEVで先行しているメリット を生かし、第2、第3の矢で進んでいきたい」と話した。アウトランダ ーPHEVを15年度に北米へ投入するほか、SUV「RVR」に PHEV版を設定して世界展開する。

また、日産自動車との軽自動車企画・開発会社「NMKV」で軽自 動車をベースとしたEVを生産し、世界展開することについて、相川社 長は「検討を始めた」と語った。

一方、国内生産については約60万台を維持し、それ以上の生産拡大 は海外で展開する意向を示した。国内販売は20年までに20万台に拡大し たいと語った。13年の国内販売は約14万台だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE