米スプリント撤退でFCCは他通信の買収案件検討に余裕

米スプリントによるTモバイルUS 買収への取り組み終了は、コムキャストやAT&Tによる企業買収にと って良い兆候だと受け止められている。規制当局が通信の他の分野での 統合検討により多くの資源を割けるためだ。

携帯電話サービス市場を主要4企業に維持する防衛に成功したこと で、米連邦通信委員会(FCC)と米司法省は「一息つける余裕が得ら れる」と、グッゲンハイム・セキュリティーズのアナリスト、ポール・ ガラント氏(ワシントン在勤)はリポートで指摘した。コムキャストに よる懸案のタイム・ワーナー・ケーブル(TWC)買収やAT&Tによ るディレクTV買収提案に「若干プラス」だと、ガラント氏は記述。

スプリントのTモバイル買収に向けた協議終了により、当局にとっ ては雑念が取り払われると、サンフォード・C・バーンスティーンのシ ニアアナリスト、ポール・デサ氏は6日のリポートで指摘した。

モフェットナサンソン・リサーチのアナリスト、クレイグ・モフェ ット氏は顧客向けリポートで「メディア・通信企業の前例のない、かつ 不評な、相次ぐ統合の動きのうち、少なくとも1件の大型買収を阻止す ることにおいて警官の役割を果たしてきたため、FCCは勝利を祝うこ とができる」との見方を示した。

FCCのウィーラー委員長は6日、「全米で4社の携帯電話サービ ス会社は米消費者にとって好ましい」とのコメントを電子メールで発 表。「スプリントはこれから強力な競争への取り組みに注力する機会を 得る」と続けた。

原題:Sprint’s Bow-Out Seen Giving FCC Cover to Oblige Comcast, AT&T(抜粋)

--取材協力:Alex Sherman、Matthew Campbell、Cornelius Rahn.

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