【個別銘柄】ソフバンクや大平金安い、「妖怪」バンナム急騰

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

ソフトバンク(9984):前日比3.5%安の6972円。子会社の米スプ リントが、米携帯電話会社のTモバイルUSを買収するための協議を終 了したことが5日に判明。オバマ政権が携帯電話会社の4社体制維持の 方針を崩さず、資金面などをめぐる意見の相違で交渉自体も行き詰まっ ていた。海外事業の拡大期待が後退した。

ダイキン工業(6367):4.6%安の6708円。5日に公表した4-6 月期(第1四半期)の連結営業利益は、海外を中心とした空調・冷凍機 事業の増収、円安効果で前年同期比28%増の541億円だった。SMBC 日興証券では、決算は順調だがサプライズはなく、短期的に好材料はひ とまず出尽くしの可能性に言及。欧州については、想定より弱いとの認 識も示した。

バンダイナムコホールディングス(7832):13%高の3030円。4- 6月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比26%増の168億円だ った、と5日に発表。「烈車戦隊トッキュウジャー」など定番製品に加 え、新規製品の「妖怪ウォッチ」などの好調でトイホビー事業の利益が 倍増、スマートフォン向けアプリゲームなどコンテンツ事業も伸びた。 上期計画を200億円から250億円に上方修正、前年同期比では減益率 が24%から5.3%に縮小する。

クボタ(6326):8.9%高の1406.5円。4-6月期(第1四半期) の連結営業利益は前年同期比11%増の524億円、と5日に発表。国内の 減収、アジアでの機械部門低調で売り上げは0.3%減ったが、北米や欧 州の収益拡大、為替採算の改善などで吸収した。クレディ・スイス証券 は国内、中国、タイの減収に伴う減益幅を見極めたいとの見方がコンセ ンサスだったため、株価はポジティブに反応するとの見方を示した。

サントリー食品インターナショナル(2587):5.1%高の3995円。 1-6月期(上期)の連結営業利益は前年同期比26%増の348億円だっ た、と5日に発表。主力の国内でフレーバーウオーターの新商品を投入 し「サントリー天然水」ブランドが大幅に伸長、「伊右衛門 特茶」な ど特定保健食品も好調だった。野村証券は投資判断「買い」を継続、国 内のコスト削減、欧州の収益性改善が予想以上と評価し、目標株価 を4200円から4700円に上げた。

大日本スクリーン製造(7735):10%高の524円。2015年3月期の 連結営業利益計画を100億円から前期比26%増の112億円に上方修正す る、と5日に発表。半導体機器事業の足元の受注状況を受け、上期収益 が想定を上回る見通しである点を踏まえた。JPモルガン証券では収益 性改善はポジティブ、受注はボトム圏と判断し、投資判断を「アンダー ウエート」から「中立」に上げた。

大平洋金属(5541):80円(16%)安の418円でストップ安。15年 3月期の連結営業損益計画を14億3700万円の赤字と、従来の17億1300万 円の黒字から下方修正すると5日に発表。フェロニッケル製品の主原料 であるニッケル鉱石の調達で、インドネシアの鉱石禁輸に伴い購入価格 の一部上昇が見られている点を踏まえた。年間配当も1株3円から無配 に変更。みずほ証券は投資判断を「中立」から「アンダーパフォー ム」、目標株価を500円から400円に下げた。

九州電力(9508):4%安の1116円。原子力規制委員会の審査を受 けている川内原子力発電所(鹿児島県)1、2号機に関し、合格に必要 な工事計画の補正申請が予定より大幅に遅れ、9月末になると共同通信 が5日夕に報道。再稼働は今冬以降にずれ込む可能性が出てきたとい い、収益性の早期改善観測が後退した。

昭和シェル石油(5002):6.7%安の1127円。1-6月期(上期) の連結営業利益は前年同期比61%減の169億円、と5日に発表。国内石 油製品の販売が増加、燃料油マージンも第1四半期に比べ改善したが、 主力の石油事業での減益継続が響いた。前期比3割減の530億円を見込 む14年12月期計画に対する進捗(しんちょく)率は32%。

出光興産(5019):8.1%高の2285円。4-6月期(第1四半期) の連結営業利益は前年同期比62%増の220億円だった、と5日に発表。 主力の石油製品部門で、原油輸入価格の上昇などで売り上げが増加、採 算面で製品マージンの拡大が寄与した。前期比2.3%増の800億円を見込 む15年3月期計画に対する進捗率は28%。

マブチモーター(6592):3.2%高の8370円。14年12月期の連結営 業利益計画を113億円から前期比6割増の149億円に上方修正する、と5 日に発表。自動車電装機器の好調や円安の影響に加え、上期のコスト削 減進捗、プロダクトミックスの改善も寄与する。SMBC日興証券では ポジティブと評価、1ドル=98円の為替前提と現状レートからさらなる 上振れが期待できるとし、投資判断「1(アウトパフォーム)」、目標 株価1万円を継続した。

日本ゼオン(4205):5.4%安の948円。4-6月期(第1四半期) の連結営業利益は前年同期比29%減の62億600万円だった、と6日午後 に発表。売り上げは3%ほど伸びたが、主力のエラストマー素材事業で 合成ゴムが海外市況悪化の影響を受けたほか、医療用・光学レンズ用フ ィルムなど高機能材料事業も減益だった。

ゼリア新薬工業(4559):6.9%安の2350円。4-6月期(第1四 半期)の連結営業利益は前年同期比7割減の8億5800万円だった、と5 日に発表。医療用医薬品、コンシューマーヘルスケア双方で消費税増税 に伴う駆け込み需要の反動減があり、ライセンスやロイヤルティー収入 も減少、一方で研究開発費や広告宣伝費が大きく増えた。前期比9%増 の74億円を見込む15年3月期計画に対する進捗率は12%。

参天製薬(4536):6.8%安の5860円。4-6月期(第1四半期) の連結営業利益は前年同期比31%減の53億9100万円、と5日に発表。薬 価改定、消費税率増税に伴う駆け込み需要の反動減が響いた。前期 比9.4%増の300億円を見込む15年3月期計画に対する進捗率は18%。

スカイマーク(9204):5.2%安の181円。一時175円と52週安値を 更新した。5日に関東財務局に提出された株式の大量保有報告で、大株 主上位に並ぶ旅行会社大手のエイチ・アイ・エス(9603)の保有株比率 が7.68%から6.49%に下がったことが判明。また、NHKが6日朝に報 じたところ、国内線を現在運航している成田空港から撤退する方針を固 めたといい、株式需給、路線戦略の先行きに不透明感が広がった。

シスメックス(6869):9.5%高の4320円。4-6月期(第1四半 期)の連結営業利益は前年同期比83%増の87億6300万円だった、と5日 に発表。主力の海外で検体検査機器、試薬ともに売り上げが拡大、国内 も血液凝固検査分野を中心に堅調だった。野村証券は投資判断「買い」 を継続、目標株価を4200円から5000円に上げた。

カルソニックカンセイ(7248):6.7%安の624円。5日に公表した 4-6月期(第1四半期)の連結営業利益は、海外を中心とした売り上 げの伸びで前年同期比15%増の52億8000万円。ただ、前期比4.1%増 の300億円を見込む15年3月期計画に対する進捗率は18%だった。

サニックス(4651):300円(24%)安の939円でストップ安。4- 9月期(上期)の連結営業損益計画を36億円の黒字から12億5000万円の 赤字に下方修正する、と5日に発表。産業用太陽光発電設備の需要急増 を背景に電力会社の事務負荷が増大、系統連系の申し込み後の接続検討 期間が長引いており、施工件数が想定を下回っていることを受けた。

ユナイテッドアローズ(7606):4%安の3800円。4-6月期(第 1四半期)の連結営業利益は前年同期比17%減の29億5900万円だった、 と5日に発表。新規出店効果、インターネット通販の伸長などから売り 上げは2%ほど伸びたが、海外事業、新規事業のコスト発生、グループ 各社での欠員補充による人件費増などが響いた。

ニチレキ(5011):8.9%安の933円。4-6月期(第1四半期)の 連結営業損益は7億1100万円の赤字だった、と5日に発表。前年同期は 3億200万円の黒字。アスファルト応用加工製品、道路舗装両事業で売 上高が減少、円安による原油価格の高止まり、原材料価格の上昇、激し い受注競争などが響いた。

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