ブラックストーンとカーライル、アフリカ一の富豪と投資へ

世界の2大プライベートエクイティ (PE、未公開株)投資会社、米ブラックストーン・グループとカーラ イル・グループは、アフリカでのエネルギーインフラ投資に向けパート ナーを探していた。両社が選んだのは、アフリカ一の富豪、アリコ・ダ ンゴート氏だ。

「アフリカはそのような資金を必要としている。そういう状況であ ることを人々に認識してもらうためなら、われわれはどんなことでもす るつもりだ」。ダンゴート氏は2日、ナイジェリアのラゴスからの電話 インタビューでそう語った。

ダンゴート氏はセメントと商品事業を通じて244億ドル(約2 兆5000億円)の富を築いた。2大PE投資会社とそれぞれ契約を締結 し、アフリカのエネルギー需要に対応するため新たな資本を引き込む。 ブラックストーンと共にサハラ以南のアフリカで複数の電力プロジェク トに2019年までに計50億ドルを投資するほか、ナイジェリアの石油・天 然ガス合弁事業などサハラ以南での複数のプロジェクトに投資するため カーライルと合弁会社を立ち上げた。投資額は特定されていない。

世界銀行の推計では、アフリカ諸国ではエネルギー不足と輸送面の 障害を緩和するために必要な資金が年間500億ドル不足している。その 結果、国際エネルギー機関(IEA)によれば、サハラ以南のアフリカ では停電が日常茶飯事であったり、エネルギー価格が非常に割高であっ たりすることから人口の70%に相当する約6億人が電力不足に直面して いる。世銀によると、アフリカでの電力プロジェクトへの融資額は1990 年代半ば以降、年間平均約12億ドルで、民間部門と公共部門に二分され ている。

ブラックストーンのスティーブン・シュワルツマン最高経営責任者 (CEO)は電話インタビューで電力不足について「アフリカの経済成 長にとって最大の阻害要因となっている可能性が高い」と指摘。「われ われは、人々の暮らし方を変え、経済成長を押し上げると同時に投資家 のためにも非常に良い成果を挙げられると思う」と述べた。

原題:Blackstone, Carlyle Plan Energy Deals With Africa’s Richest Man(抜粋)

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