8月5日の米国マーケットサマリー:株は反落、ドル上昇

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3375   1.3422
ドル/円            102.57   102.57
ユーロ/円          137.18   137.66


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,429.47     -139.81    -.8%
S&P500種           1,920.21     -18.78    -1.0%
ナスダック総合指数    4,352.84     -31.05     -.7%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .46%        .00
米国債10年物     2.48%       +.00
米国債30年物     3.28%       .00


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,285.30    -3.60     -.28%
原油先物         (ドル/バレル)   97.48      -.81     -.82%

◎NY外国為替市場

5日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロで上昇し、約 9カ月ぶりの高値をつけた。朝方発表された米製造業受注や非製造業景 況指数の統計内容を受けて、米国経済の成長ペースが加速していると受 け止められた。

ロシアのプーチン大統領が米国と欧州連合(EU)の制裁への対応 を準備するよう政府に命じたことを受けて、逃避需要が高まり、円は下 げを埋めた。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は約5カ月ぶりの高 水準をつけた。豪ドルは下落。オーストラリア準備銀行(中央銀行)が 政策金利を過去最低水準に据え置いたことに反応した。

ウェルズ・ファーゴの主任為替ストラテジスト、ニック・ベネンブ ローク氏(ニューヨーク在勤)は、「今日の展開はここ最近の全般的な 状況を示す縮図であり、ユーロは守勢に立たされている」と述べ、「こ の日のドルは上昇。力強い米統計に反応した。国債利回りも上昇した」 と続けた。

ニューヨーク時間午後3時47分現在、ドルは対ユーロで0.4%上昇 して1ユーロ=1.3375ドル。一時は昨年11月11日以来の高値とな る1.3358ドルを付けた。ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=102円58 銭。円は対ユーロで0.3%上昇して1ユーロ=137円20銭。

◎米国株式市場

米株式相場は反落し、前日の上昇分を失った。主要株価指数は終値 ベースで5月以来の安値。エネルギー株が大きく下げたほか、ウクライ ナでの緊張悪化をめぐる懸念が売りを誘った。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比1%安の1920.18。これは5月29日以来の安値。前日は0.7% 上昇していた。ダウ工業株30種平均はこの日139.81ドル(0.8%)下げ て16429.47ドル。

スタイフェル・ニコラウスの株式トレーディング担当マネジングデ ィレクター、ルー・シャダク氏は「市場参加者は神経質になっている」 とし、「ポーランドのシコルスキ外相は、ロシア軍がウクライナに圧力 を掛けるか侵攻する構えだと発言しており、買いを手控えるにはそれだ けで十分だった」と続けた。

◎米国債市場

米国債相場は下落分を埋める展開。ロシアのプーチン大統領が米国 と欧州連合(EU)からの制裁に対し、報復措置を政府に命じたため、 質への逃避買いが入った。

米供給管理協会(ISM)が発表した7月の非製造業総合景況指数 が2005年12月以来の高水準となったため、利上げ時期が予想よりも早く なるとの思惑から売りが先行。10年債利回りは3日ぶりに上昇する場面 もあった。ブルームバーグがまとめた調査によると、財務省は2年債と 3年債の発行額を縮小すると予想されている。

GMPセキュリティーズの債券戦略ディレクター、エイドリアン・ ミラー氏は「厳しい国際情勢がある限り、相場は現在の水準からかけ離 れることはないだろう。劇的なニュースは常にファンダメンタルズに勝 り、国債利回りを抑制し株価に圧力を加え続ける」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後3時1分現在、10年債利回りは前日比ほぼ変わらずの2.48%。一時 は4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.52%を付け た。30年債利回りは1bp低下の3.28%。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続落。ドルの上昇を背景に、代替投資と して商品の妙味が薄れた。この日は銀やプラチナ相場も下げた。

TDセキュリティーズ(トロント)の商品戦略責任者、バート・メ レク氏は電話インタビューで「ドルが貴金属を押し下げている」と述べ た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12 月限は前日比0.3%安の1オンス=1285.30ドルで終了した。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディ エート(WTI)は反落。製油所の稼働率が低下するとの見方から、原 油需要が減少するとの観測が広がり、6カ月ぶり安値となった。

コンサルティング会社ショーク・グループ(ペンシルベニア州ヴィ ラノヴァ)のスティーブン・ショーク社長は「製油活動は既に今年のピ ークを過ぎた。減少は続くはずだ」と指摘。「ガソリン需要最盛期であ る夏のドライブシーズンは、もう4週間しか残っていない。価格を支え る材料はあまりない」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日 比91セント(0.93%)安の1バレル=97.38ドルで終了。終値としては 2月5日以来の安値。

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