BES大株主のアグリコル、エスピリト・サント一族を批判

ポルトガル政府に救済されたエスピ リト・サント銀行(BES)の第2の株主、フランスの銀行クレディ・ アグリコルは、BESの不正な行為について承知していなかった。ジャ ンポール・シフレ最高経営責任者(CEO)が5日述べた。

同CEOは記者団との電話会議で、BESの経営権を握っていたエ スピリト・サント一族に「欺かれた」と発言。保有していたBES 株14.6%を全て減損処理したアグリコルは、自行の利益を守るための法 的選択肢を検討していると述べた。

BESのガバナンス(企業統治)の不備をめぐり当事者間で緊張が 高まっている。ポルトガル政府による49億ユーロ(約6740億円)規模の 救済では株主と劣後債保有者は損失負担を強いられる。ポルトガルの監 督・検察当局は救済に至った経緯について調査している。

パリのコンサルティング会社ストラテジー・アライアンスの創業 者、アニス・ブアヤド氏はシフレCEOの発言について、「クレディ・ アグリコルが防壁を築き予防的に身を守る方法ではある」と述べた。

ポルトガル政府は1975年にBESを接収、その後に再民営化を進め ていた。アグリコルは1980年終わりころからエスピリト・サント一族が BESの経営権を再度掌握するのを支援。1990年から同行に出資し、昨 年末時点には取締役会に5人を送り込んでいた。

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