アップルが最も奏功-S&P500種企業の自社株買い戻し続く

米アップルの自社株買いが過去最高 のリターンを記録しており、企業にとって自社株買い戻しは引き続き弱 気派を封じ込める人気の手段の1つとなっている。

1-3月期に自社株買いに180億ドル(約1兆8500億円)を投じた アップルの株価はその後25%上昇。2013年4-6月期の160億ドルの買 い戻し後では32%値上がりした。

ブルームバーグと米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ (S&P)が集計した1998年以降の企業による四半期自社株買い戻し額 上位20件では、アップルは4カ月間のリターンで最高を記録。過去5年 にわたる強気相場で売られやすい状況にあると懸念される中、S& P500種株価指数の構成企業は今年、自社株買いに総額2110億ドルを投 じている。

企業は事実上のゼロ金利政策や手元現金の記録的積み上がりを追い 風に株式市場に資本を投下し、株の供給抑制や1株利益の押し上げを図 っている。ウェルズ・ファーゴ・アドバイザーズのシニア株式ストラテ ジスト、スコット・レン氏は資金のより良い使い方があると言うが、大 規模な自社株買いを実施した企業の株価は強気相場の間にS&P500種 を上回るパフォーマンスを見せてきた。

レン氏は「利益を増やす方法としては質の低いやり方であり、売上 高を通じてビジネスを拡大する企業の方が明らかに望ましい」と指摘。 「しかし、経済成長率が2-2.5%の状況では、ボールをころがし続け るために、できることをする必要がある」と述べた。

原題:Apple Buybacks Pay Most Ever as S&P 500 CEOs Spend $211 Billion(抜粋)

--取材協力:Matt Robinson、Lu Wang、Wendy Soong.

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