日本株は4日続落、先物主導で崩れる-リクシルや大成建売り

東京株式相場は4日続落、午後後半 に先物主導で下げ幅を広げた。決算内容を受けた個別銘柄の強弱が鮮明 で、4-6月期減益にアナリストがネガティブ評価を与えたLIXIL グループが売られ、減益の大成建設、横浜銀行も安い。為替市場で前週 進んだ円安方向への動きも鈍り、中国経済統計の悪化も重しだった。

TOPIXの終値は前日比12.66ポイント(1%)安の1263.53、下 落率は5月16日以来、およそ2カ月半ぶりの大きさ。日経平均株価 は154円19銭(1%)安の1万5320円31銭。

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの上野賢司シニア・イ ンベストメントマネジャーは、「方向性がはっきり出ている相場ではな い。好決算の銘柄は買われ、個別ではまちまち」と指摘。その上できょ うの下落は、経済統計が悪化した「中国の影響は確かにある」とした。

きょうの日本株は、ポルトガルの銀行問題の懸念後退や一部好決算 が材料視され反発した米国株の流れを受け、上昇して始まった。ただ、 朝方の買い一巡後は伸び悩み、午前後半以降はマイナス圏で推移。午後 2時ごろからは先物への売りが裁定解消を巻き込み、一段安となった。

為替市場では前週までの円安方向への勢いが鈍っており、また7、 8日には日本銀行の金融政策決定会合、8日は株価指数オプション8月 限の特別清算値(SQ)算出を控え、積極的な買いが入りにくい事情も あった。きょうのドル・円相場は終日1ドル=102円50-60銭付近と、 前日の東京株式市場終値時点の102円73銭に比べやや円高水準で取引さ れた。早期利上げ観測の後退による米金利低下、欧州中央銀行 (ECB)理事会を前にしたユーロ軟調の影響を受けている。

このほか、日本時間午前に発表された中国7月のHSBCサービス 業購買担当者指数(PMI)は、50.0と前の月の53.1から低下した。き ょうのアジア株は、中国上海総合指数や韓国総合指数が下落、台湾加権 指数は2%以上下げた。

先物主導の下げは幅広い業種への売りにつながり、東証1部33業種 は医薬品を除く32業種が下落。下落率上位には水産・農林、その他金 融、倉庫・運輸、機械、空運、保険、金属製品、建設、ガラス・土石製 品、鉄鋼などが並んだ。

売買代金上位では、前日午後発表の4-6月期営業利益が4割を超 す減益で、クレディ・スイス証券がネガティブと指摘したリクシルGが 大幅安。きょう午後に発表した4-6月営業利益が5割を超す減益だっ た大成建、資産運用収益の減少などで同四半期の経常利益が4%超の減 益だった横浜銀行も売り込まれた。このほか、ダイキン工業やクラリオ ン、セイコーエプソン、JT、マツダなども下落。個人資金などで人気 化していたマーベラス、KLabなどのスマートフォンゲーム関連も乱 高下の末、結局急落した。

これに対し、アイフルやいすゞ自動車、楽天、ヤマハ発動機、不動 テトラ、カルビーは上昇。いすゞは、4-6月期営業利益が減益だった が、ドイツ証券では堅調な進捗(しんちょく)とし、投資判断「買い」 を継続した。東証1部の売買高は22億660万株、売買代金は1兆9894億 円。値上がり銘柄数は325、値下がりは1381。国内新興市場も崩れ、マ ザーズ指数が4.4%安と5月19日以来の下落率だった。

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