日仏資産家引き付ける米携帯電話市場の魅力-Tモバイル買収

米携帯電話会社TモバイルUSは、 国民の大多数が既に携帯電話を持つ米国市場でシェアが最小であるもの の、資産家を引き付けている。

Tモバイル買収にフランスのグザビエ・ニール氏と日本の孫正義氏 が名乗りを上げたのは、インターネット接続やビデオストリーミングと いったデータサービスの需要が新たに急増する前に、1950億ドル(約20 兆円)規模の米国市場に参入する機会を得るためだ。ベライゾン・コミ ュニケーションズが今年、ベライゾン・ワイヤレスを1300億ドルで完全 子会社化したのも同じ理由からで、アナリストのチェタン・シャーマ氏 によると、データ販売は今年に入って既に18%増加している。

無線データが携帯電話やタブレット端末以外の車やスマートウォッ チ、温度自動調節器といった多様な機器に利用されるようになれば、更 新や監視のためにインターネットへ接続する方法が必要になるとの見方 がある。これが現実になれば、こうした需要に対応できる通信網の1つ を所有することが宝の山になり得る。米国の消費者の間では新しい機器 への需要が多く、他の支出は減っても携帯サービスへの出費には前向き な姿勢が見られる。

カウエンのアナリスト、コルビー・シネシール氏は「サービス加入 者は自分の利用プランにさらに端末を追加しており、これがデータ利用 の増加につながる。データ利用が成長のけん引役になる」と述べ、「魅 力ある市場だ」と付け加えた。

原題:T-Mobile Chase Shows Lure of $195 Billion U.S. Mobile Market (1)(抜粋)

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