米国株:上昇、ポルトガルの銀行救済やバークシャー決算好感

米株式相場は上昇。ポルトガルがエ スピリト・サント銀行の救済を明らかにしたほか、バークシャー・ハサ ウェイの決算で利益が市場予想を上回ったことが好感された。S& P500種株価指数は先週、週間ベースではここ2年で最大の下げとなっ ていた。

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャーでは、自動車保険部 門ガイコや鉄道会社BNSF、エネルギー部門で利益が改善した。アナ ダルコ・ペトロリアムやノーブル・エナジーなどエネルギー株も高い。 一方で高級衣料品小売りのマイケル・コース・ホールディングスはS& P500種で値下がり率トップ。利幅縮小の見通しが嫌気された。

S&P500種株価指数は前週末比0.7%高の1938.99。ダウ工業株30 種平均は75.91ドル(0.5%)上げて16569.28ドル

スタイフェル・ニコラウスの運用担当者、チャド・モーガンランダ ー氏は「地政学的リスクへの懸念が一時的に和らいでいる」と分析。 「企業決算は予想を上回っており、経済は全般的に前進しつつある。向 こう数カ月は上向きのバイアスが続くだろう」と述べた。

エスピリト・サント、アルゼンチン

S&P500種は先週、週間で2.7%安と2012年6月以降で最大の下げ となった。アルゼンチンの利払い不履行やエスピリト・サント銀行が増 資を命じられたことなどが嫌気された。

ポルトガル中央銀行がエスピリト・サント銀行の経営権を取得した ことを手掛かりに株式相場はこの日上昇した。ポルトガル中銀によれ ば、救済規模は49億ユーロ。

先週はエスピリト・サント銀をめぐる混乱やアルゼンチン問題を受 けて世界の株式市場では時価総額にして約1兆2000億ドルが失われた。

S&P500種は年初来で4.9%高。2011年以来、10%安の調整局面を 経験していない。株価収益率(PER、実績ベース)は17.6倍と、2010 年以来の高水準近くにある。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は先週34%上昇と、1月以来の大幅な上げとなった。この日 は11%下げて15.12。

決算見通し

今週はウォルト・ディズニーやタイム・ワーナーなど72社程度が決 算を発表する。ブルームバーグのデータによれば、今決算シーズンに発 表を終えた企業では、76%で利益が、65%で売上高がそれぞれ市場予想 を上回った。

この日はS&P500種の業種別10指数のうち9指数が上昇。エネル ギー株の指数は1.6%高と最も上げた。選択的消費株は1%上昇。

バークシャーのクラスB株は3.1%高の129.72ドルと、上場来高値 となった。

アナダルコは4.8%高の110.73ドル。ノーブル・エナジーは5.2%高 の70.23ドルと、上昇率はS&P500種で最大。

マイケル・コースは5.9%安の77.01ドルだった。

原題:U.S. Stocks Rise After Selloff Amid Earnings, Portugal Bailout(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh.

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