ロシア周辺でまた戦争リスク、アルメニアとアゼルバイジャン

アルメニアとアゼルバイジャンの武 力衝突で少なくとも18人の兵士が殺害され、この20年間で最悪の事態と なったことを受け、両国は今週、首脳会談で緊張緩和について話し合う 可能性が高まっている。

旧ソビエト連邦構成国の両国は1994年にナゴルノカラバフの停戦合 意に調印。この1週間に起きた衝突は停戦以来で最悪の犠牲者を出し た。アルメニアのセルジ・サルキシャン大統領は8-9日に、ロシアの ソチでアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領と会談する意向 だ。アルメニアのオヴィク・アブラハミャン首相が政府のウェブサイト で明らかにした。

ANSテレビがアリエフ大統領側側近を引用して報じたところによ ると、アゼルバイジャン側はまだ、協議に同意していない。ロシアのプ ーチン大統領は今週末、両国の首脳と個別に会談する予定だと、タス通 信がラブロフ外相の発言として報じた。

アルメニアのアブラハミャン首相はウェブサイトで、「わが国は戦 争を恐れてはいないが、21世紀に戦争で問題を解決するのは賢明ではな いと考える」と述べた。

スタンダード・バンクの新興市場エコノミスト、ティモシー・アッ シュ氏(ロンドン在勤)は、米国やトルコの同盟国であるアゼルバイジ ャンと、ロシアが支援するアルメニアの間で再び戦争となれば、北大西 洋条約機構(NATO)とロシア政府の直接的な対立につながりかねな いと指摘した。

アッシュ氏は3日の電子メールで、「ロシアの後ろ盾があることを 考慮すれば、アルメニアの方が軍事的には優位と考えられるが、アゼル バイジャンは石油資産の拡大をバックに急速に軍事力を強化している」 と分析した。

原題:New War Risk on Russian Periphery Amid Armenia-Azeri Clashes (2)(抜粋)

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