エスピリト・サント銀の劣後債が急落、救済で保有者に損失

ポルトガルのエスピリト・サント銀 行(BES)の劣後債の価格が4日下落し、過去最低を付けた。経営難 の同行をポルトガル銀行(中央銀行)が接収し、劣後債保有者は損失を 被ることになった。

ブルームバーグのデータによれば、7億5000万ユーロ(約1030億 円)相当の劣後債(表面利率7.125%、2023年償還)の価格はリスボン 時間午前10時現在、額面1ユーロに対して0.158ユーロ下落し0.199ユー ロ。利回りは41.5%。無担保優先債(表面利率4%、2019年1月償還) は0.107ユーロ上昇し0.997ユーロ。

中銀は49億ユーロ規模の救済で、BESの預金受け入れ事業と資産 の大半を新設のノボ・バンコに移管する。株主と劣後債保有者には最も 問題のある資産が残されることになる。問題資産にはエスピリト・サン トのグループ企業向け融資やアンゴラ事業の持ち分が含まれる。

クレジットサイツのアナリスト、ジョン・レイモンド氏は「劣後債 の回収率がどうなるか誰にも分からない」とし、BESに残された資産 を見る限り回収はかなり難しそうだと指摘した。

GLGパートナーズの運用者ジョン・モービー氏は先週、BESの 劣後債を処分したという。

原題:Banco Espirito Santo’s Junior Bonds Drop as Investors Face Loss(抜粋)

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