ポルトガル債が上昇、エスピリト・サント銀の救済を好感

4日の欧州債市場ではポルトガルを 中心に周辺国債が上昇。ポルトガル銀行(中央銀行)が同国のエスピリ ト・サント銀行(BES)を接収したことで、同行をめぐる問題が拡大 するとの懸念が後退した。

ポルトガル2年債利回りは終値ベースの過去最低を付けた。同国中 銀が発表した49億ユーロ(約6750億円)規模のBES救済では、劣後債 保有者が損失を負担する。スペインとイタリアの国債も買われ、そのパ フォーマンスはドイツ国債を上回った。金融業界の問題は域内各国政府 によって封じ込められるとの信頼感が高まり、高利回り債の需要が増え た。

BNPパリバ(パリ)の債券ストラテジスト、パトリック・ジャッ ク氏は、BESをめぐる「週末の決定でポルトガル国債には回復の余地 がやや与えられ、その他全ての周辺国債も値を幾分戻した」と発言。 「民間部門で問題が発生しても政府に大きな影響が及ばない証拠になっ ている。これが政府債の支援材料となっている」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時12分現在、ポルトガル10年債利回りは前週末 比8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.62%。同国債 (表面利率5.65%、2024年2月償還)価格は0.705上げ116.09。2年債 利回りは7bp下げ0.66%と、ブルームバーグが1996年にデータ集計を 開始して以降の最低を付けた。

スペイン10年債利回りは6bp下げ2.50%、同年限のイタリア国債 利回りも6bp低下し2.70%。ドイツ10年債利回りはほぼ変わらず の1.13%。先月29日には1.109%と、これまでの最低を付けていた。

原題:Portugal’s Bonds Lead Gains as BES Bailout Seen as Isolated Case(抜粋)

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