「ハンター活発」-産金業界のM&A総額、3年ぶり高水準

産金業界ではカナダのアグニコ・イ ーグル・マインズとヤマナ・ゴールドを中心に合併・買収(M&A)が 急増しており、総額は3年ぶりの高水準に達している。業界のM&Aは 収束の兆しを見せていない。

金相場が昨年、年間ベースで過去約30年で最大の下落を示したこと を受け、大手産金会社は最も利益率の高い事業に注力するためポートフ ォリオを縮小している。このため、中小規模の産金会社は大企業が処分 した資産の獲得を進めている。

オーストラリアのサラセン・ミネラル・ホールディングスのマネジ ングディレクター、ローリー・フィンレイソン氏は「ハンター(買い手 企業)はここ半年間、活発な動きを見せている。依然として複数のプロ ジェクトがあり、取り残されていた企業に門戸が開かれている。そのた め、一部の企業にとっては好機だ」と指摘する。同社は5月にロシアの ノリリスク・ニッケルが豪州で保有し操業が停止されていたサンダーボ ックス金山の買収を完了した。

ブルームバーグが集計したデータによれば、産金業界で今年これま でに発表または完了されたM&Aの総額は約140億ドル(約1兆4400億 円)と、3年ぶりの高水準に達している。この中には、アグニコ・イー グルとヤマナによる34億4000万ドル規模の加オシスコ・マイニング買収 が含まれる。これは、産金業界では2010年以降で最大規模。

原題:Gold Industry Takeovers Reach Three-Year High as Hunters Feast(抜粋)

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