個別銘柄:クボタやネットワン安い、アステラス薬は高い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

クボタ(6326):先週末比3.4%安の1320円。UBS証券は投資判 断を「買い」から「中立」に引き下げた。主力農機で国内消費増税後の 反動減が想定以上で、海外も不透明さがうかがえると分析。5日発表の 第1四半期決算は、上期会社計画に対して進ちょく率は低めと予想し た。15年3月期営業利益予想を1950億円から1800億円(会社計画2000億 円)、来期を2150億円から1900億円にそれぞれ下方修正。

ネットワンシステムズ(7518):7%安の634円。4-6月営業損 失は13億6000万円と、前年同期の1億1500万円から赤字幅が拡大した。 野村証券では、主力の通信向け受注が落ち込み、コンセンサスよりも厳 しく見ていた同予想をさらに下回る厳しい内容だったと指摘。通期会社 計画は据え置かれたものの、現状の受注残高などから判断すると上期利 益計画の達成は容易ではない印象だとした。

山崎製パン(2212):4.8%安の1260円。1-6月営業利益は前年 同期比12%減の104億円と、市場予想112億円を下回った。光熱費や原材 料費、物流費などのコストが上昇したことが要因。

アステラス製薬(4503):2.7%高の1435.5円。1日午後に発表し た4-6月決算について、メリルリンチ日本証券ではコア営業利益は通 期上振れ期待を残す結果となったと指摘。短期的にはエクスタンディ のPre-chemotherapyの効能追加承認などもあり、同社株への高評価が続 くだろうと予想し、大手医薬品のトップピックとして推奨を継続した。 日経平均株価、TOPIXの上昇寄与度1位。

ローム(6963):6.6%高の6290円。4-6月営業利益は前年同期 比5倍の92億7600万円となった。ブルームバーグ・データによる市場予 想は77億円だった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では同証予想 (75億円)を大きく上回るポジティブサプライズだとし、円安効果はく 落後も2桁成長を続けたことは好印象と評価した。

東洋紡(3101):3%安の164円。4日午後1時に発表した4-6 月営業利益は前年同期比23%減の40億円だった。生産体制再編で一時的 な費用が発生したことなどが利益を押し下げ、市場予想47億3300万円を 下回った。

ダイセル(4202):5%高の1093円。4-6月営業利益は前年同期 比61%増の125億円となり、市場予想108億円を上回った。セルロース、 有機合成、合成樹脂の各事業部門で販売数量が増加したことなどが寄与 した。

ソフトバンク(9984):3.7%安の7197円。仏携帯電話会社イリア ッドはTモバイルUSの経営権を取得するためにソフトバンク傘下の米 スプリントを上回る額を提示する必要はなく、それに近い金額で勝機が あるとの見方をマッコーリー・セキュリティーズUSAなどのアナリス トが示した。米規制当局の承認を得る可能性がスプリントよりも高いこ とが要因としている。

帝人(3401):4.7%高の265円。4日午前11時半発表の4-6月営 業利益は前年同期比2.6倍の48億1300万円と、市場予想27億4100万円を 大きく上回った。構造改革などが寄与した。

大塚商会(4768):3%安の4580円。1-6月営業利益は前年同期 比25%増の243億円だった。ゴールドマン・サックス証券では、4-6 月営業利益は前期比横ばいで、同証券予想127億円を下回った上、一部 の期待に達しなかったと指摘。今後は前年同期のハードルが高くなると 予想し、投資判断の「売り」を継続した。

不二製油(2607):7.1%高の1761円。4-6月営業利益は前年同 期比1.2%減の34億8000万円だった。ただ、みずほ証券では、欧米油脂 事業の貢献拡大で営業減益率が市場予想や同証予想以上に小幅にとどま るポジティブな実績と評価。通期営業利益は減益を見込む会社計画 (150億円)を上回る増益に転じる見通しだと予想した。

GMOインターネット(9449):6.4%安の1037円。1-6月営業 利益は前年同期比15%減の49億6400万円だった。売上高は増加したもの の、インターネットインフラ事業を中心に積極的なプロモーションを行 ったことなどが響いた。据え置かれた通期会社計画に対する進捗(しん ちょく)率は40%。

旭ダイヤモンド工業(6140):5.7%高の1589円。4-6月営業利 益は前年同期比63%増の13億9000万円だった。電着ダイヤモンドワイヤ の販売が太陽電池向けを中心に大きく増加したほか、各業界向け関連工 具の販売も増えたことが貢献した。

IHI(7013):1.9%高の487円。4日午後、4-9月営業利益見 通しを従来の260億円から290億円(前年同期比47%増)に上方修正し た。航空・宇宙・防衛事業での増収効果や費用発生のずれなどを織り込 んだことが要因。同時に発表した4-6月営業利益は前年同期比95%増 の152億円だった。

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