リッチモンド連銀総裁:米引き締めペースを投資家は過小評価も

米リッチモンド連銀のラッカー総裁 は、投資家は米連邦準備制度が向こう2年間に実施するであろう利上げ のペースを過小評価している可能性があるとの認識を明らかにした。

短期金利市場ではここ数カ月間、金融当局者自身の予想よりも緩や かな利上げペースが織り込まれている。こうしたずれは、トレーダーが 急速な調整を余儀なくされれば、不安定な状態につながりかねないだけ に危険だとラッカー総裁は指摘した。

同総裁は今月1日にリッチモンド連銀のオフィスでインタビューに 応じ、「このようなずれがあると注目される。こうしたずれが急ピッチ で埋められるのは良くないだろう」と述べた。

フェデラルファンド(FF)金利先物の動きからは、2015年末時点 について、政策金利であるFF金利誘導目標が0.75%以下である確率 は62%と見込まれており、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)参 加者の予想中央値(1.13%)を下回っている。

同総裁はこうした差に関し、15年末時点の失業率を5.4-5.7%とし た当局者の予想への疑念から生じている可能性があると指摘。さらに、 経済情勢次第では、失業率とインフレ率が当局の目標に近づいた後でも しばらくは、FOMCが長期的に正常と考える水準よりも低位にFF金 利を据え置くことが正当化され得るとした声明の表現に言及し、投資家 がこれを信用し過ぎている可能性もあると付け加えた。

原題:Lacker Says Investors May Be Underestimating Fed Tightening Pace(抜粋)

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