アルゼンチン債は不履行後も85セント台-保有者は望み捨てず

ある国がデフォルト(債務不履行) に陥るとその国債価格は通常、額面1ドル当たり30セント未満に急落す るが、アルゼンチンの場合は2日間の下落でも、価格は80セントを上回 っている。

投資家がこれほど自信を持っているのはなぜか。アルゼンチンは5 億3900万ドル(約553億円)の利払い期限が過ぎたものの、十分な資金 と債務返済の意欲があると、米格付け会社ムーディーズ・インベスター ズ・サービスは指摘する。950億ドル相当の国債がデフォルトに陥っ た2001年当時とは違い、債権者は前回の債務再編時のように額面の70% を失う可能性はほとんどないと受け止めている。

キャラウェイ・キャピタル・マネジメントの運用担当者、ダニエ ル・フライフェルド氏は「アルゼンチンについて長期的な観点に立つ向 きは結局のところ、この問題が解決されると信じている」と述べ、「処 分売りされるはずの同国債の価格を支えているのはそれが要因だ」と指 摘した。

アルゼンチンの指標ドル建て債(33年償還)は米格付け会社スタン ダード・アンド・プアーズ(S&P)が7月30日に外貨建て債券を選択 的デフォルトに格付けする前に、96セントの高値を付ける場面もあっ た。政府には約290億ドルの外貨準備があり、バンク・オブ・ニューヨ ーク(BNY)メロンには期日を過ぎた利払い分を預託している。この 資金は債務再編に応じなかった債権者との法廷闘争での米裁判所命令で 支払いが差し止められている。

33年償還債は1日、額面1ドル当たり3.7セント下落し85.1セン ト。ムーディーズが1998年以降のデフォルトについて分析した結果によ れば、支払期日から30日経過もしくは債務交換中の国債の平均価格は26 セントだった。

原題:Argentina’s 85-Cent Defaulted Bonds Show Creditors Hold Out Hope(抜粋)

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