仏イリアッドに勝機、ソフトバンクに劣る額でも-市場の見方

仏携帯電話会社イリアッドはTモバ イルUSの経営権を取得するために、ソフトバンク傘下の米スプリント を上回る額を提示する必要はなく、それに近い金額を示せばよい。米規 制当局の承認を得る可能性がスプリントよりも高いからだ。

マッコーリー・セキュリティーズUSAのアナリスト、ケビン・ス ミセン氏は、イリアッドの提示額はスプリントを下回る可能性がある が、それでもスプリントに競り勝つとの見方を示している。

イリアッドは現在、TモバイルUS株56.6%の取得を目指し、1株 当たり33ドルでの買収を提案している。スミセン氏はTモバイルUSの 親会社ドイツ・テレコムに提案内容を検討してもらうためには、イリア ッドは買収額を1株37ドルに引き上げるだけでよいかもしれないと述べ た。事情に詳しい複数の関係者によると、ソフトバンクは1株当たり 約40ドルを提示する用意がある。

エレベーションのストラテジスト、スティーブン・スウィーニー氏 は「イリアッドがソフトバンクの提示額に合わせる必要はないだろう。 イリアッドによる買収の場合、米携帯電話会社4社のうちの1社が消滅 することにならず、当局の承認をずっと得やすいからだ」と述べた。

原題:Iliad With Lower Risk Could Nab T-Mobile Underbidding Sprint (3)(抜粋)

--取材協力:Todd Shields、Cornelius Rahn、Aaron Kirchfeld.

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