中国中銀、広範な金融緩和控える方針示唆-通貨供給量が急増

中国人民銀行(中央銀行)は国内の 与信およびマネーサプライ(通貨供給量)が急増していると警告し、成 長の下支えに向けたより広範な金融緩和を控える方針を示唆した。

人民銀は1日にまとめた4-6月(第2四半期)の金融政策執行報 告で「債務全体のレベルが比較的速いペースで高まっている」とした上 で、「現在のマネーサプライと与信はすでに比較的高水準にあり、伸び も大きい」とした。

国際通貨基金(IMF)は先週、債務と投資に依存する中国の「脆 弱(ぜいじゃく)性が高まっている」とし、成長パターンを変えなけれ ば景気の急減速に見舞われる可能性が高まると警鐘を鳴らした。また中 国指導部に対し、年間の成長目標を引き下げ、与信を抑制し、改革を加 速するよう求めた。

人民銀は54ページにわたる報告書で「中国経済の再編および改革が 努力を要することに変わりはない」とした上で、「構造的問題の解決に 向け流動性全体を急激に膨らませることは適切でない」と分析。

また慎重な金融政策スタンスを確認し、「構造を改善しつつ流動性 全体を安定的に維持する」と表明。地方政府の債務問題については「市 場志向的」な方法での解決を探るとした。

さらに人民銀は流動性の調整に向け公開市場操作(オペ)や預金準 備率、再貸し付け、常設の融資ファシリティー(SLF)、短期流動性 オペなどの手段を活用する方針をあらためて表明した。

原題:China Central Bank Signals Refrain on Broad Monetary Easing (1)(抜粋)

--取材協力:Daryl Loo、Penny Peng、Sarah Chen.

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