【今日のチャート】スマホ戦争で傷ついたサムスン電子

スマートフォン業界の覇権争いの中 でフィンランドのノキアが見いだした最も簡単に勝つ方法は戦線離脱と いう策だった。

今日のチャートは、ノキアが携帯電話機事業をマイクロソフトに72 億ドル(約7400億円)で売却すると発表した前日の昨年9月2日以降の 株価の動き。ノキアの株価(黄色の線)は97%上昇し、携帯電話業界で ライバルだった韓国のサムスン電子(ピンクの線)や米アップル(赤い 線)、カナダのブラックベリー(水色の線)、台湾の宏達国際電子 (HTC、緑の線)を上回るパフォーマンスを見せた。

2011年まではスマホ販売最大手だったノキアは、業績悪化や株価下 落を受けて同事業から撤退。通信機器に経営の重点を置いた結果、4- 6月(第2四半期)決算では予想を上回る利益を記録した。一方、サム スン電子はアナリスト予想を下回り、HTCは12四半期連続の減収見通 しを示した。

モーニングスター・インベストメント・サービシズの株式アナリス ト、ブライアン・コレロ氏(シカゴ在勤)は7月31日、「ノキアは赤字 の携帯電話機事業の売却が奏功し、資金力や財務状況が改善した」と指 摘。「携帯電話機ビジネスは、アップルのように関連ソフトウエアの生 態系を持つ企業でない限り、参入していいものではない」と述べた。

アップルの株価は昨年9月2日以降に38%上昇。サムスンは4.4% 下落した。ストラテジー・アナリティクスによれば、サムスンの市場シ ェアは今年4-6月期時点で25.2%と、1年前の32.3%から低下した。

原題:Smartphone Wars Wound Samsung as Nokia Rallies: Chart of the Day(抜粋)

--取材協力:Sharon Cho.

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