イタリア国債が下落、製造業指標で-スペイン債も下げる

1日の欧州債市場でイタリア国債が 下落。週間ベースでは、先月11日終了週以降初めて下げた。株安に加 え、製造業指標がエコノミスト予想を下回り、高利回り資産の需要が後 退した。

スペイン国債も売られた。アルゼンチンの利払い不履行などを背景 に世界的な株安となった。ポルトガル国債も下落。同国のエスピリト・ サント銀行株が6営業日続落となった。この日発表された7月の製造業 購買担当者指数(PMI)によれば、イタリアとスペインで製造業活動 が鈍化。ユーロ圏全体の製造業PMIは速報値から下方修正された。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ス タメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は「総じて市場はリスクオフの 状態で、これがスペインやイタリアなどの周辺国債に影響を及ぼしてい る」と述べ、「アルゼンチンのデフォルトや予想を下回った指標に加え て、企業業績や地政学的見通し、ポルトガル銀行業界をめぐる懸念」が 相場下落の理由だと指摘した。

ロンドン時間午後5時現在、イタリア10年債利回りは前日比6ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.76%。前週末比では5 bp上げた。同国債(表面利率3.75%、2024年9月償還)価格はこの 日、0.58下げ108.835となった。

同年限のスペイン国債利回りも6bp上げて2.56%。前週末 は2.54%だった。7月30日には2.451%まで下げ、ブルームバーグがデ ータ集計を開始した1993年以降の最低を付けた。ポルトガル10年債利回 りは前日比9bp上昇し3.70%。

マークイット・エコノミクスとADACIが発表した7月のイタリ ア製造業PMIは51.9と、前月の52.6を下回り昨年11月以来の低水準と なった。エコノミストの予想中央値は52.5。ユーロ圏製造業PMI改定 値は51.8と、速報値の51.9から下方修正された。

ドイツ10年債利回りは2bp低下の1.13%。一時は4bp上昇し た。先月29日には過去最低の1.109%に達した。

原題:Italian Bonds Fall With Spain’s as Data Miss Estimates (Correct)(抜粋)

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