7月ユーロ圏製造業PMIは下方修正-イタリアでペース鈍化

ユーロ圏の7月の製造業活動は当初 見積もりほど拡大していなかった。特にイタリアの拡大ペースが8カ月 ぶり低水準となった。

英マークイット・エコノミクスが1日発表したユーロ圏製造業購買 担当者指数(PMI)改定値は51.8と、前月から横ばい。先月公表の速 報値(51.9)から下方修正された。

マークイットとADACIが明らかにした7月のイタリア製造業 PMIは51.9と、前月の52.6を下回り、昨年11月以来の低水準となっ た。活動拡大・縮小の分かれ目となる50を1年1カ月連続で上回ったも のの、ブルームバーグがまとめたエコノミスト12人の予想中央値 (52.5)に届かなかった。

イタリアのこのデータは、景気押し上げに苦戦するレンツィ政権の 現状を浮き彫りにするものだ。若年層の失業率は過去最悪にあるほか、 イタリア銀行(中央銀行)は先月、2014年成長率見通しを0.2%に下方 修正した。これは従来予測の3分の1以下。1-3月(第1四半期)の 実績はマイナス0.1%。イタリア国家統計局(ISTAT)は4-6月 (第2四半期)国内総生産(GDP)速報値を6日に発表する。

マークイットの発表によれば、スペインの7月の製造業PMI は53.9と、6月に記録した4年2カ月ぶり高水準から低下。フランス は47.8と、先月24日公表の速報値から上方修正されたものの、引き続き 縮小している。ドイツは52.4と、速報の52.9から下方修正された。

同社のチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は発表資料 で「フランス製造業の現状が最大の懸念だ」とし、「スペインとイタリ アの鈍化とともにギリシャが再び下向きになっていることにも失望させ られる」と語った。さらに、ウクライナ情勢やユーロ圏の物価上昇の弱 さにも言及。前日発表された7月のユーロ圏インフレ率は0.4%と、09 年以来の低水準だった。

原題:Italy Manufacturing at Eight-Month Low as Growth Momentum Ebbs(抜粋) Eurozone July Final Manufacturing PMI: Summary(抜粋)

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