アルゼンチン大統領、デフォルト状態とのS&Pの判断否定

アルゼンチンのフェルナンデス大統 領は米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が同国を 一部債務不履行を意味する「選択的デフォルト(SD)」に格下げして から初めて公に発言し、同国がデフォルト状態に陥ったことを否定し た。

大統領は7月31日のテレビ演説で、債務再編に応じなかったヘッジ ファンドとの協議継続に道を閉ざしていないが、国家利益を守る必要が あると訴えた。同国がヘッジファンドに支払いを実施すれば、これをき っかけに新たな請求が押し寄せ、アルゼンチンが破綻しかねないと語っ た。同国は7月30日の猶予期限の前に他の債権者への5億3900万ドル (約550億円)の利払いを表明していたが、米連邦地裁判事はヘッジフ ァンドに返済を行うまで利払いを禁じた。

アルゼンチン当局者は今回の問題について、2001年に950億ドルの 債務がデフォルト(債務不履行)状態に陥った事例と異なると主張。フ ェルナンデス大統領は支払いが阻止されて債務を履行できないのはデフ ォルトには当たらないとしている。

裁判所が指名した仲裁人の下、ニューヨークで行われたヘッジファ ンドとの協議を終えて帰国したアルゼンチンのキシロフ経済財務相は7 月31日にブエノスアイレスで、「このような状況は債券契約で想定もさ れていない」と言明。「アルゼンチンには今回の事例がデフォルトでは ないことを示すあらゆる法的手段がある」と述べた。

原題:Argentina’s Fernandez Denies S&P Default Ruling After Bonds Sink(抜粋)

--取材協力:Katia Porzecanski.

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