香港、計2130億円の米ドル買い介入を今週実施-ペッグ制防衛で

香港金融管理局(HKMA、中央銀 行に相当)は今週、計20億7000万米ドル(約2130億円)の米ドル買い・ 香港ドル売り介入を実施した。米ドルとのペッグ(連動)制を取る香港 ドルが許容変動幅(7.75-7.85香港ドル)の上限を超えて上昇するのを 抑えることが狙い。

HKMAは7月26日、株式上場や配当支払い、企業の合併・買収 (M&A)が香港ドル需要を押し上げていると指摘。ロシア2位の携帯 電話サービス会社メガフォンは欧米の対ロ制裁強化を受け、保有する現 金の一部を香港ドルにシフトしたと、同社の最高財務責任者(CFO) が7月31日のインタビューで明らかにした。

香港株の指標であるハンセン指数は7月に6.8%上昇し、月間ベー スで2012年9月以来の大幅な上げとなった。世界2位の上場投資信託 (ETF)で中国株に投資するCSOPアセット・マネジメントは需要 が非常に力強く国内の投資枠を使い果たしてしまいそうだと指摘した。 中国当局が発表した7月の製造業購買担当者指数(PMI)は約2年ぶ り高水準となった。

交通銀行のストラテジスト、何文俊氏は「商業活動に伴うテクニカ ルな理由に加え、中国関連の資産に資金が流入していることから、香港 ドル相場は強い」と指摘。「中国の景気回復が続く中、香港ドルは力強 さを維持する公算が大きい」と述べた。

香港ドルは現地時間午前11時15分(日本時間午後0時15分)時点 で、1米ドル=7.75香港ドルと、許容変動幅の上限で取引された。

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