【個別銘柄】エプソン急騰、新光電やヤフー安い、ソニー上昇

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

セイコーエプソン(6724):前日比16%高の5190円。4-6月期 (第1四半期)の連結営業利益は前年同期比7.4倍の546億円だった。主 力の情報関連機器でインクジェットプリンターやプロジェクターなどが 好調、産業用ロボットを中心にセンサー産業機器の売り上げも拡大し た。2015年3月期計画を1040億円から1200億円に増額、市場予想は980 億円。JPモルガン証券は投資判断「オーバーウエート」を継続、モデ ルミックスの改善が続き、第1四半期はポジティブと評価した。

新光電気工業(6967):15%安の784円。4-6月期(第1四半 期)の連結営業利益は前年同期比99%減の3400万円だった。主力のパソ コン向けフリップチップタイプパッケージが低調、市況低下や設備投資 の減価償却費、原材料費の増加も響いた。前期比5.2%増の98億円を見 込む15年3月期計画に対する進捗(しんちょく)率は0.3%。ゴールド マン・サックス証券は投資判断「売り」を継続した。

ヤフー(4689):6.6%安の442円。4-6月期(第1四半期)の連 結営業利益は前年同期比0.5%減の488億円だった。ディスプレイ広告、 検索連動型広告を中心に売り上げは3%弱伸びたが、業務委託品の増 加、昨年10月に開始したeコマース新戦略の販売促進費の増加などが響 いた。SMBC日興証券は、eコマース新戦略に成果見えたが、広告の 成長が鈍化し、決算内容は「1勝1敗」と分析した。

ソニー(6758):4.7%高の1855円。4-6月期(第1四半期)の 連結営業利益は前年同期比97%増の698億円。「プレイステーション 4」の好調でゲーム事業の損益が改善、映画「アメイジング・スパイダ ーマン2」のヒットなども寄与し、市場予想の237億円を上回った。三 菱UFJモルガン・スタンレー証券は、営業利益のコンセンサス比上振 れとモバイル事業への抜本的施策の姿勢が示されたことなどで、印象は ポジティブとした。

日本ガイシ(5333):11%高の2750円。15年3月期の連結営業利益 計画を480億円から前期比27%増の560億円に上方修正した。セラミック ス事業で自動車関連製品が好調に推移しているため。年間配当も1株24 円から26円に増額した。

日本特殊陶業(5334):6%高の3295円。4-6月期(第1四半 期)の連結営業利益は前年同期比39%増の151億円だった。自動車関 連、工作機械や医療関連向けのセラミック関連事業が堅調、ICパッケ ージなど半導体関連の低調を補った。野村証券は車載関連部品のコア銘 柄評価を深める好決算、と評価。投資判断「買い」を継続し、目標株価 を3100円から3500円に上げた。

資生堂(4911):4.9%安の1947円。4-6月期(第1四半期)の 連結営業利益は前年同期比8割減の13億6200万円だった。国内化粧品事 業で消費税増税前の駆け込み需要の反動が大きかったほか、賞与など人 件費の増加も響いた。前期比15%減の420億円を見込む15年3月期計画 に対する進捗率は3.2%。三菱UFJモルガン・スタンレー証券はネガ ティブとし、市場想定を下回る利益進捗が懸念材料とした。

スタートトゥデイ(3092):13%安の2401円。4-6月期(第1四 半期)の営業利益は前年同期比0.3%増の28億8300万円だった。商品取 扱高は1割以上伸びたが、在庫リスクの極小化推進で買い取りショップ 事業の構成割合が減り、売上高は1.6%減少した。営業利益で前期 比11%増の137億円を見込み15年3月期計画に対する進捗率は21%。 SMBC日興証券は、アクティブ会員の購買率低下が確認されたほか、 第2四半期以降の商品取扱高に不安を残す会社側見解はネガティブで、 短期的な株価調整の可能性は注意したいという。

旭硝子(5201):4%安の590円。1-6月期(上期)の連結営業 利益は前年同期比33%減の259億円。自動車用ガラス、化学品の出荷増 で売り上げは3%伸びたが、液晶用ガラス基板や東欧での建築用ガラス の販売価格下落、原燃材料価格の上昇などが響いた。14年12月期計画 を750億円から前期比19%減の650億円に減額。

日本テレビホールディングス(9404):5.5%安の1667円。4-6 月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比21%減の85億6100万円 だった。地上波テレビの広告収入増加、タツノコプロなどの連結子会社 化で売り上げは5%強伸びたが、コンテンツビジネスの先行投資負担、 サッカーワールドカップの大型単発番組に伴う費用などが響いた。

スカイマーク(9204):11%安の187円。前日公表した決算短信 で、継続企業の前提に「重要な疑義」があると記述。4-6月期(第1 四半期)の赤字拡大や、エアバス機の契約解除に伴う違約金を負担する 可能性があるため。経営や財務の先行き懸念があらためて広がった。

日東電工(6988):4%高の4873円。4-6月期(第1四半期)の 連結営業利益は前年同期比11%増の193億円だった。自動車向けインダ ストリアルテープが伸長、情報機能材料などオプトロニクスの減益を補 い、市場予想の185億円を上回った。ゴールドマン・サックス証券は、 自助努力による収益力強化は前向きな印象と分析した。

ダイハツ工業(7262):4%安の1769円。4-6月期(第1四半 期)の連結営業利益は前年同期比42%減の252億円。国内、海外とも売 り上げが低調で、市場予想の319億円を下回った。SMBC日興証券 は、諸経費の増加で大幅減益のネガティブな決算と評価。国内販売の挽 回と当面の費用変動を見定めたい、とした。

日本ハム(2282):6.6%高の2261円。4-6月期(第1四半期) の連結営業利益は前年同期比2.2倍の99億2200万円だった。「シャウエ ッセン」などハム・ソーセージが好調、コスト削減も進め原材料価格の 上昇を吸収した。上期計画を180億円から前年同期比68%増の200億円に 上方修正。

中部電力(9502):3.7%高の1251.5円。4-6月期(第1四半 期)の経常損益は151億円の黒字と、前年同期の463億円の赤字から改善 した。電気料金の値上げや燃料費調整額などによる増収が寄与。15年3 月期経常利益計画を200億円から300億円に増額した。前期は926億円の 赤字だった。

京セラ(6971):3.1%安の4889円。4-6月期(第1四半期)の 連結営業利益は前年同期比26%減の188億円だった。ソーラーエネルギ ー事業を含むファインセラミック応用品関連事業、半導体部品や通信機 器関連事業の減益が響いた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、 同証予想の250億円を大きく下回り、ネガティブサプライズと指摘。ソ ーラー関連の収益性低下は産業用で厳しい価格下落が進行、原価低減が 追い付かないとの見方を示した。

島精機製作所(6222):15%安の1689円。4-6月期(第1四半 期)の連結営業利益は前年同期比15%減の14億8900万円だった。主力の 横編機を中心に売り上げは6%伸びたが、販売手数料や人件費の増加な どが響いた。前期比2.2倍の60億円を見込む15年3月期計画は維持。

オークマ(6103):7.2%安の890円。4-6月期(第1四半期)の 連結営業利益は前年同期比17%増の12億4000万円だったが、市場予想 の18億円は下回った。SMBC日興証券は、リードタイムが短く、利益 率の比較的高い立型マシニングセンター(MC)の駆け込み受注が前四 半期に発生したが、足元は反動減が生じていると指摘。前年同期比2.8 倍の58億円を見込む上期会社計画に未達懸念が残る、とした。

UACJ(5741):11%高の456円。4-6月期(第1四半期)の 連結営業利益は前年同期比2.3倍の65億6900万円だった。主力のアルミ 圧延品事業でLNG船用の厚板が大幅に増え、建材や産業用機器など加 工品・関連事業も堅調だった。上期計画を110億円から前年同期比2.5倍 の120億円に上方修正。

オルガノ(6368):3.3%安の497円。4-6月期(第1四半期)の 連結営業損失は11億7800万円と、前年同期の7億1100万円から赤字が拡 大した。主力の水処理エンジニアリング事業は国内の売り上げ計上の期 ずれやメンテナンスや改造工事の延期などで減収、海外も低調で機能商 品事業も売り上げ構成の変化などで採算が悪化した。15億円の黒字を見 込む15年3月期計画は維持。

ダイジェット工業(6138):28%高の321円。4-6月期(第1四 半期)の連結営業利益は前年同期比13倍の1億7500万円だった。主力の 切削工具が伸長、地域別では国内で自動車向け需要が強く、海外も欧州 が拡大、アジアが回復した。15年3月期計画を4億3000万円から前期 比2.4倍の7億1000万円に上方修正。

アマノ(6436):8.2%安の1109円。4-6月期(第1四半期)の 連結営業利益は前年同期比43%減の5億5400万円。北米で新製品投入に 遅れがあり、競争激化で原価率も上昇した。UBS証券では投資判断を 「買い」から「中立」に下げた。

明星工業(1976):9%高の627円。発行済み株式総数比2.76%に 当たる150万株、金額で9億6000万円を上限に自社株買いを行う。期間 は1日から12月19日までで、当面の需給好転が見込まれた。

日本通信(9424):12%安の1049円。4-6月期(第1四半期)の 連結営業利益は前年同期比66%減の2800万円。国内でのSIMと格安ス マートフォンの販売を中心に売り上げは2割以上伸びたが、販売チャネ ル構築の先行投資、人材採用・育成など人件費負担が響いた。クレデ ィ・スイス証券は、メジャーリーグ級のネガティブサプライズと指摘。 前四半期に急増した月額課金SIM回線の純増が想定以上に少なく、人 件費は完全に想定外とした。

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