マレーシア航空の旅客機が17日ウク ライナ上空で撃墜され乗客乗員298人全員が死亡した事件について、国 連安全保障理事会が緊急会合を開く。事件についてロシアとウクライナ は非難の応酬を交わしている。

国連のジェフリー・フェルトマン事務次長(政治局長)がニューヨ ーク時間午前10時からの会合で、ウクライナでの最新の状況について説 明する。国際的な調査を求める決議案を提出した英キャメロン政権は、 国連が調査を主導するべきだとしている。

事件の真相究明に向けた調査が始まる中で、ウクライナの国家安全 保障当局は、親ロシア派武装勢力がミサイル攻撃について電話で話して いる通話を傍受したと明らかにした。マレーシア航空のボーイング77 7はアムステルダムからクアラルンプールに向かう途中、ロシア国境か ら50キロほどの地点の上空でミサイルによって撃ち落とされた。

ロシアのプーチン大統領は同国の関与を繰り返し否定し、東部の2 地区で分離主義者と正規軍が戦う状況を作ったウクライナ政府に責任が あると主張した。

ロシアのラブロフ外相はロシア24テレビの番組で、ここ数カ月のウ クライナ政府の「発言には、ほとんど一言の真実も含まれていない」と 述べた。

ウクライナのポロシェンコ政権が指名したドネツク地区指導者のア ドバイザー、コスティアンティン・バトスキー氏によれば、ウクライナ の救急隊員は墜落現場でブラックボックスを発見した。現在位置につい ての詳細を述べることはできないと言明した。政府と分離派は墜落現場 への安全なルート確保と現場周辺に非武装地帯を設けることについて協 議しているという。

ウクライナ外務省によれば、これまでに181人の遺体が収容され た。

原題:UN to Meet on Downed Malaysia Jet as Russia Tangles With Ukraine(抜粋)

--取材協力:Henry Meyer、Nicole Gaouette、John Walcott、Michael Sasso、Tony Capaccio、Shamim Adam、Leon Mangasarian、Anna Andrianova、Arne Delfs、Anatoly Medetsky、Robert Hutton、Thomas Penny、Daryna Krasnolutska、Del Quentin Wilber.

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