個別銘柄:電力株安い、航空電子急伸、富士通やダイエー軟調

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

電力株:東京電力(9501)が前日比5.4%高の413円、関西電力 (9503)が2%高など。電気・ガスは東証1部業種別上昇率2位。桜田 義孝文科副大臣が30日の衆院内閣委員会で原子力損害賠償法の見直しに 着手し、6月にも関係会議を設置することを明らかにしたと日本経済新 聞電子版が30日午後報じた。電力会社などの原発事業者と国の責任分担 のあり方が焦点となるという。

日本航空電子工業(6807):4.1%高の1891円。シティグループ証 券では目標株価を1800円から2100円に引き上げた。自動車市場の数量成 長とハイブリッド車の構成比上昇で1台当たり車載コネクタ員数が増 大、スマートフォンコネクタも生産性改善により増益が可能と指 摘。2015年3月期営業益予想を会社計画並みの180億円から205億円に、 来期を196億円から210億円に増額した。投資判断は「買い」継続。

富士通(6702):1.9%安の689円。ゴールドマン・サックス証券で は、29日に同社が発表した経営説明会資料と経営説明会を受け、数値目 標の16年度営業利益2500億円は楽観的で、達成を確信できる説明はなか ったと分析した。

ダイエー(8263):3.2%安の301円。メリルリンチ日本証券では、 7月初旬に発表予定の第1四半期営業損失は30億円程度(前年実績は15 億円の損失)まで拡大する可能性があると指摘。親会社、小売子会社と もに売上高と粗利率が計画を下回っていることが主因としている。足元 業績の不安感から投資判断は「アンダーパフォーム」を継続した。

小林製薬(4967):4.1%安の6540円。大和証券では、足元で通販 事業が会社計画を下振れているもようで、4-5月の連結売上高も下振 れ気味と指摘。会社側はもともと上期(4-9月)は前年同期比2.6% の営業減益を見込んでいるが、第1四半期から営業減益となる可能性が 高いと予想し、同社訪問による印象はややネガティブとした。

NOK(7240):3.2%高の1871円。SMBC日興証券では目標株 価を1750円から2000円に引き上げた。15年3月期はシール、電子機器部 品とも順調な需要を見込み、増産効果が貢献すると予想。今期営業利益 予想を380億円から440億円に(会社計画420億円)、来期を430億円か ら480億円に増額した。投資判断は「中立」継続。

長野計器(7715):6.6%高の682円。15年3月期営業利益は前期 比63%増の18億円となる見込み。設備投資の回復による計測機器需要の 増加が利益を押し上げる。前期増益率は22%だった。

牧野フライス製作所(6135):3.1%高の809円。三菱UFJモルガ ン・スタンレー証券では目標株価を970円から1070円に引き上げた。主 要ユーザーである航空機、自動車関連企業の構造的な投資拡大に加え、 来期は電子機器受託製造サービス(EMS)向け需要回復の可能性、良 好な受注状況が継続すると想定。15年3月期と来期の営業利益予想を上 方修正した。投資判断の「アウトパフォーム」を継続。

アイダエンジニアリング(6118):3.5%安の895円。岩井コスモ証 券では投資判断を「アウトパフォーム」から「中立プラス」に、目標株 価を1200円から1000円に、それぞれ引き下げた。事業環境は良好だが、 生産増強など同社固有の事業が収益拡大を妨げると分析した。

井関農機(6310):2%高の257円。発行済み株式総数の1.96%に あたる450万株(金額10億円)を上限に自己株を取得すると発表した。 取得期間は30日から15年3月31日まで。

くらコーポレーション(2695):1.4%高の2116円。上期(13年11 月-14年4月)営業利益は28億円と、従来計画を50%上回ったもようと 発表した。前年同期比では25%減予想が一転、13%増益となる。消費税 増税に伴う消費の落ち込みが見受けられなかったことや客単価が前年を 上回ったことなどが寄与した。

ファルテック(7215):8.9%高の4180円。6月末の株主を対象 に、1株を3株に株式分割すると発表。投資単位金額の引き下げによる 流動性の向上などが期待された。また、株主優待制度を導入することも 併せて明らかにした。

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