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シェール層開発重視の米国、再生可能エネルギーに投資回らず

オバマ米大統領は天然ガスについ て、石炭の時代と将来のクリーンエネルギーの時代とをつなぐ架け橋に なり得ると主張しているが、投資家の見方は違う。

米国がガスを重視することは風力・太陽光発電にはそれほど重点を 置かないことを意味する。ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイ ナンスによると、北米の再生可能エネルギーへの新規投資は昨年5%減 少し560億ドル(約5兆7000億円)と、2010年以来の低水準となった。

北米の石油・ガス会社の探査・生産向け投資が昨年、合わせて1682 億ドルと09年の2倍以上に上ったことを、ブルームバーグが集計したデ ータが示しているのとは対照的だ。

米エネルギー情報局(EIA)によると、水圧破砕の技術を利用し たシェール層開発によって米国の天然ガス生産は過去7年間、過去最高 水準を毎年更新している。米環境保護局(EPA)によれば、水圧破砕 を利用したガス生産は従来の掘削方法と比較してコストが高く、地球温 暖化につながる可能性がある。

国連が気候変動を抑制するには残された時間が少ないと警告し、中 国がクリーンエネルギー開発を推進する中、米国ではコストが低下して いるにもかかわらず再生可能エネルギーへの支持が後退している。

原題:Fracking Sucks Investment From Renewables: Carbon & Climate (1)(抜粋)

--取材協力:Ehren Goossens.

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