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アリババIPO、投資家に痛みも-他ネット株への売り圧力で

米国市場で過去最大規模となる見通 しのアリババ・グループ・ホールディングの新規株式公開(IPO) は、米国に上場している他の中国インターネット関連株の売りにつなが ることで投資家に痛みをもたらす可能性がある。

中国最大の電子商取引運営会社アリババが今月、米国でのIPOを 申請したことをきっかけに、新しいハイテク株に向かう投資家資金の争 奪戦が始まった。ブルームバーグのアナリスト調査によると、アリババ の推定価値は1680億ドル(約17兆円)で、米上場の中国情報技術 (IT)関連企業35社を合わせた時価総額を約15%下回るだけだ。

英ブラックフライアーズ・アセット・マネジメントによると、投資 家はアリババ株購入の資金を確保するため他の中国ネット関連株の売却 に動きそうだ。アリババのIPO規模は約200億ドルに達すると見込ま れている。中国政府はインターネット上のポルノの取り締まりや検閲強 化に動いており、収益の伸びが鈍るとの懸念から中国のネット関連株で 構成される指数はこの2カ月間に15%下落している。

ブラックフライアーズで新興国株式の責任者を務めるトニー・ハン 氏は「IPO価格が魅力的だと思えば、運用担当者はアリババ株を購入 するため一部の保有銘柄を手放さざるを得ないかもしれない。それは売 り圧力を幾分強めることになる」と述べた。

アリババの広報担当、アシュレー・ザンディ氏はIPOやその市場 への影響についてコメントを控えた。

原題:Alibaba’s IPO Has China Dot-Com Investors Bracing for Stock Glut(抜粋)

--取材協力:Leslie Picker.

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