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ウクライナ軍出し抜く武装勢力、次期大統領の出はな折る

ウクライナのポロシェンコ次期大統 領は、国内の最も東の地域を恐怖に陥れている騒乱に歯止めをかけるに は時間だけが必要だと言うが、分離派の意見は違う。

頭髪をそり上げ白髪交じりの顎ひげをはやし迷彩服を着た反政府勢 力指導者、バディム・イラバイスキ氏は「彼らに必要なのはわれわれを 排除する重火器だが、民間人の犠牲者を出さずにそれを使うことは不可 能だ」と指摘。「この土地は決して占領者を歓迎しない」とクラマトル スクの行政機関の建物に構えた拠点で語った。

ドネツクとルガンスクでは今週、衝突で数十人の犠牲者が出てお り、ウクライナは分断されかねない情勢にある。今月25日の大統領選挙 で勝利した資産家ポロシェンコ氏は、ロシアのプーチン大統領によるク リミア編入で勢いづいた分離派を早急に制圧するため、難航する反武装 勢力作戦を見直すと表明した。

ただ、反政府勢力の戦術変化で、ポロシェンコ氏に求められる対応 は複雑化している。反政府勢力の一部はスリャビャンスクなどの町に拠 点を築き、民間人との距離が近く政府軍の前進が妨げられている。町か ら町へ移動する勢力もあり、銃撃戦で死亡しなかったり捕まらなかった りすれば、数時間以内に別の場所に出没する武装勢力もいる。

キエフにあるシンクタンク、ラズムコフ・センターで軍事プログラ ム部門の責任者を務めるミコラ・スングロフスキ氏は「こうした戦術は 政府軍を分断させ、作戦行動が厄介になっている。分離派は弱みにつけ 込んでいる」と指摘。「ポロシェンコ氏は楽観的過ぎる。好ましい状況 であってさえも、作戦行動には1カ月かかるだろう」と述べた。

原題:Ukraine Insurgents Outfox Army to Dent Poroshenko Military Zeal(抜粋)

--取材協力:Daria Marchak.

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